違和感 / iSHII Capsule Collection "Silver Haze"
違和感 / iSHII Capsule Collection "Silver Haze"
ご無沙汰になってしまいました。ロビンです。
まずは暑中お見舞い申し上げます。
7月ももう終わりですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はというと実は体調を崩してしまい。お店は6月より木曜を定休日とさせていただき、現在立て直しを図っているところです。皆様のご来店いただける日が少なくなってしまって、本当にごめんなさい。今は新たな相棒に、経口補水液という名のスポドリが手放せないくらいで、そこそこ元気になってきてるのでご心配なく。ただこんなに体弱かったっけ、なんて年齢も気にし始めてしまった。
駅から店頭に着く頃には、着替えが欲しくなるほどの暑さでまいってしまいますが、そんな中、こんな不便な場所まで足をお運びいただいている皆様には、本当に感謝しかないなと痛感する日々。どうかこまめな水分補給でご自愛くださいね。
さて8月。この時期お店は、ラインナップも切り替わり始めるシーズンの狭間。皆様には、秋冬の新作への期待と、流石にまだ着れないかと現実の暑さとの葛藤、いわば気持ちの狭間でもあるだろうか。これだけ暑いと試着するのも億劫。そんな時は、少し気分を変えてくれるものに目を向けたいですよね。






思えば20代の頃は、年上の人たちが作るものばかりを追いかけていた。それは自分より多くの経験を積み、長い時間をかけて積み上げられた価値観に惹かれていたからか。でも気づけば自分もそこそこに年を重ねるようになってきた中で、年を重ねたからこそ新しく感じる、という瞬間や人がいる。その一人が、DJでもありPhotographer、デザイナーでもありビジュアルメイカーでもある、iSHIIの石井くん。



力まないシルエット。中太のストレートパンツ。自然体で着られる服。ここ数年多くみられる要素は、もちろん僕自身も好きだし、提案してきたものだけど、そんな中彼の服を見ると、不思議と少し懐かしい気持ちになる。
身体に沿う細身のデニム。コンパクトなTシャツ。ラグランスリーブのカットソー。一見すると、90-00年代の空気を思わせるシルエット。けど、それは昔をなぞるためのものじゃなく、「今」だからこそ新鮮に写る、その感覚がiSHIIにはあると思う。
僕より一回りほど若い彼が作る服なのに、どこか自分が通ってきた景色とも重なる。それでいて、懐古趣味にはならない。そのバランス感覚に、純粋にセンスの良さを感じる。



石井くんに今回のムードを改めて聞いた。そこには、完成されたものに違和感を加える、という言葉があった。AIが発達して、誰でも簡単に綺麗なものが作れる時代。だからこそ、人の感情や手の跡が残るものを作りたい、と。
何かと便利な時代だ。こうして文章を書くのにも、なんだったら喋るだけでも書けるし、誤字も簡単に直せる。けど読み返した時に心が動く文章って、少し不格好だったりする。言葉が少し足りなかったり。回り道をしていたり。整い過ぎたものは、美しいけれど、意外と記憶には残らなかったりする。服も同じじゃないかなと思う。
春夏ももうすぐ終わり、秋冬が始まるまでの少し曖昧な季節。
季節を埋めるための機会ではなく、心地よい違和感から新しい刺激を持ち帰ってもらえるような週末になれば嬉しい。
iSHII Capsule Collection “Silver Haze”
2026.8.1 (Sat) - 8.2(Sun)
*8.2 (Sun) 17:00〜 Reception
明日からiSHIIの新作を加えたカプセルコレクションが店頭に並びます。
期間中は石井くんも在店してくれます。また2日の夕方ごろから、いつもお世話になっている神戸の名店、Nofasaのソムリエ、カミムラ氏がワインサーブに来てくれますので、洋服と一緒に美味しいワインもお楽しみください。
ROBIN

