Diary 254 - 憧れの足袋シューズ
Diary 254 - 憧れの足袋シューズ
こんにちは。
僕は昔から、Martin Margielaの足袋シューズに憧れていました。
ただ、当時10代だった僕には値段も高いし、なんだかオシャレすぎる気もしていたんです。それでも、自分のワードローブに足袋シューズはどうしても欲しかった。そんな葛藤の中で出会ったのは、Jerry Pinkというブランドの足袋シューズ。力王の足袋をベースにした、いわゆる、バチバチの地下足袋。それには、龍と漢字の刺繍が入っていました。
デニムに足袋、トラウザーズに足袋、ショーツに足袋。いろいろ合わせてみたけれど、正直全部変に見える。憧れたモードな足袋シューズとはまったく違うけど、僕にとっては、それがすごく心地よかった。
足袋は、江戸の町を歩いたり、畑の土を踏んだり、祭りの日に走ったり。工事現場にもファッションの世界にも呼ばれたり。気づけば、時代を超えていろんな場所に旅をしていますね。足袋もなかなか忙しいものです。


さて。そんな度々旅をしている足袋が、今回はスニーカーとして僕たちのファッションをより一層楽しませてくれます。
Kiko KostadinovとAsicsの新作シューズ、ILARGI FFがお店に届きました。
圧倒的な履き心地と軽さ、包み込むような安定感はさすがのAsics。そしてなんといっても、二股に分かれた足袋形状のつま先。シームレスなシューレース、両サイドは透け感があるストライプパターン。ハイエンドなシルエット形成やデザインは、さすがのKiko Kostadinov。


約10年に及ぶ両者の集大成として制作されたこの足袋スニーカー。僕たち日本人からすれば、馴染みがあるというか、どこか懐かしさがある足袋の形。しかし、現代の最新技術が詰まっているコンテンポラリーなデザインのスニーカー。
つまり、プリミティブ・フューチャーなシューズ。まあ、ドラえもんのタケコプターみたいな感じですかね。未来の道具なのに、どこか原始的。その中に技術や夢、ワクワクが詰まっているような。


僕はKiko KostadinovとAsicsの足袋スニーカーを見た時、同じように感じました。そして、あの頃僕が欲しかった憧れの足袋シューズは、こんな一足だったのかもしれません。



ASICS × KIKO KOSTADINOV / ILARGI FF - Carbon
今日から店頭に並んでいるので、ぜひ履いてみてください。
ウツミ
