Diary 245 - 編み込まれた熱

Diary 245 - 編み込まれた熱

Mukta / Sal入社前に東京へ行ったとき、はじめて MANHOLEさんを訪れました。Mukta / Salで働かせていただくこと、オーナーの河上さんが前職で同じ会社に関わっていたこと。いくつかの偶然が重なって、初対面なのに不思議と距離を感じなかったことを覚えています。

そのとき河上さんから聞いた、”どんなことでも自分で考えて、お客さまに提案していける”という言葉。洋服屋としての姿勢そのもののようで、今も印象に残っています。その場で見せていただいたのが、ひと目で上質だと分かるカラフルなニットポロでした。名門ファクトリーでつくられた、いわゆる“良いニット”ではある。だけど、そこにしっかりとファッションの熱が宿っていた。こんなことができるんだ、と素直に感動しました。

それから約1年、ニットポロの流れを汲んだカーディガンがMukta / Salにもあります。おすそ分けいただいてというより、共演、共闘というのか、手を取り合うというのか。とにかく、すごいことが起きてるって感じるんです。河上さんとタイコウさんのパワーがあってこそ、実現したこと。そりゃ熱がこもるってもんですよね。

ということで、MANHOLEのクルーネックカーディガン。イタリア製。素材はメリノウール。28〜30ゲージという非常に細かな編み地によるハイゲージニット。白蝶貝のボタン。甘さ控えめなピンク。クールな面構えとファンシーな色味、なかなか味わったことのない衝撃を受けています。もちろん一色展開。

僕はそもそもカーディガンって結構好きなアイテムで、一枚で着たときの羽織りのような感覚、ジャケットに合わせた時のシャツでもクルーネックニットでもない感覚。普段の装いに少しの違和感、スパイスを与えてくれる。気づくと色んなところに登場してしまうなという、名作映画に登場する名わき役のような存在。

そして淡いピンク。こちらも偶然、僕の好きなカラートーン。男らしい洋服とか、メンズの王道とされているスタイルには、少しファンシーな要素を付け足したくなるんですよね。それはフリルのようなファンシーさ、甘めのカラーのファンシーさ。少しの遊びをいつものスタイルに加えてくれる。遊びのある大人の男には欠かせないカラー。

洒落た大人の男になるために、必要だと感じさせてくれるカーディガン。

あのときMANHOLEさんで見たニットポロと同じように、このカーディガンにも、ただ上質なだけでは終わらない“提案する意志”を感じます。洋服を売るというより、洋服を通して、少し未来のいかした自分を叶えるためのヒントを伝える。その姿勢が、そのまま形になっている。

洋服屋の先輩の言葉は、重くて、あたたかい。そんな熱が、そのまま編み込まれた MANHOLEのニットカーディガン。ぜひ店頭で、直接感じてみてください。

MANHOLE / High Gauge Crewneck Cardigan - Pink

Collection of Diary 245

ヨシダ

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