Diary 097 - いきな靴下
Diary 097 - いきな靴下初めまして。MOZZIEといいます。読み方はモズィです、モズィ。皆んなからはモージーと呼ばれます。よろしくお願いします。
店頭に立って日が浅いにもかかわらず、今朝イタイさんから「モージー!ソックスのブログ書いて!」って言われたので困惑しつつ、ブログを書こうと思います。今日は「たかが靴下、されど靴下」でお馴染み、Mukta / Salのオリジナルソックスについてです。
ソックスに関しての詳細な説明はイタイさんが書いていますし、僕自身も履いているので、実際の良さなんてものは当然わかります。なので単に紹介をするだけだと、なんだかフレッシュさに欠けます。世間で使い古された典型的な漫才をそのまま披露する気分で荷が重いです。
典型的な漫才をどうすればフレッシュに感じさせることができるのでしょうか。愚かな者(=ボケ)と賢い者(=ツッコミ)のやり取りではなく、例えば「おかんの好きな朝食を一緒に考える」みたいな派生の形があればいいのですけれど、急には思いつきません。なので、靴下の詳細については触れずに、純粋な思いを書くことで、典型から逃れようと思います。僕にとって、スタイリングにおける靴下の重要性は、かなり高いです。まさに足元のアクセサリー。ベルトがあるのとないのとでは全然違いますし、ピアスがあるのとないのとでは全然違います。眼鏡があるのとないのとでも全然違いますし、鞄があるのとないのとでは全然違います。
決して主役ではありませんが、名脇役。靴下はそのくらいで扱われるべきとも思います。生活感筒抜けの毛玉付きパンツよりもおニューのカルバンクラインのパンツが履きたいのと同じで、なんだかシャキッとするし、気持ちがいいです。それに自信がつきます。紳士の心得です。紳士であるというのは、「いき」であるということです。九鬼周造は「いき」の構造という著書で、"「いき」に関係を有する主要な意味は「上品」、「渋味」、「派手」"などと述べています。紳士たる者、上品に渋く、けれど大胆に細部に拘りたいと常々思っています。だから、その一つとしてカッコいい靴下、「いきな靴下」が履きたい。僕が思うMukta / Salの靴下は「いきな靴下」です。靴下にまとう空気感。つまり、いきを履くのです。
いきな街、神戸で、いきな格好をして歩いて欲しいです。「いきな靴下」を履いて。今日もいきいきといきな靴下をいきに履いて。
「たかが靴下、されど靴下」だから。自己満足な贅沢がしたいのです。
Mukta / Sal Original: Long hose / Argyle Socks
https://mukta.jp/collections/originals-mukta-sal
Mozzie