Diary 113 - セメントはじめました
Diary 113 - セメントはじめましたチャールズステッド・スーパーバックのブラックやブラウンのシックな雰囲気とはまた異なる、粗くて土臭いセメントカラー・スウェード。良い感じのヴィンテージ感というか、クラフト感というか、モード感というか、ヨーロッパの蚤の市に売ってそうなアンティークの木彫りの靴みたいな雰囲気が出ている気がする。
このセメントカラーのMishimaは、ふつう革靴に求めそうな要素である、スタイリングを締める、みたいなことは特段ない。むしろ緩む雰囲気さえある。ただ、ヒールの高さのおかげか、抉り取ったような形状のおかげか、9部仕立てという作りのおかげか、粗くムラ感を持って仕上げたソールのおかげか、一本だけぴーんと張ったサスペンスという名の緊張感がある。セメントに似た、そういう緊張感。なんとなく、この目に見えるかどうかギリギリのサスペンスみたいなものを今求めているんだと思う。僕の大好きなジョジョの奇妙な冒険、第4部みたいなことだろうか。後半はサスペンスだらけなんだけど。
2個あると良いよな、って思う靴だったから、色違いで揃えちゃっても大丈夫。3個目に突入すると賢者の域。
Kids Love Gaite for Mukta / Sal
"Mishima" - Cement ¥88,000(in tax)
というわけで、Mishimaのセメントカラーをはじめました。毎回クオリティ上がってきている気がします。思いを形にしてくれるKLGチームと職人の方に毎度ながら感謝。明日土曜日より発売です。沢山汚して沢山履いて下さい。
イタイ
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