Diary 013 打たねば鳴らぬ
Diary 013 打たねば鳴らぬ
神戸、気温38℃。
ちなみに去年の今日の最高気温は31℃。暑くて頭が回らない。
7月が始まったばかりとは思えない暑さだ。涼しい場所でずっと過ごしたいものだが、そうしてばかりはいられない。回らない頭を使って、どうやって涼しく過ごすか考える。
日傘を差してみるとか、日陰を歩いてみるとか、パッと思いつくものであるが、僕は面倒くさがりだし、道の端を歩きたくないし、何より自分にとって建設的なものではない気がする。
折角なら、毎日身に纏う服から涼しげになる方法を考えながら、先日のブログに引き続いて何を今着るべきかを考えてみる。
先日「余白」があるモノが良いという話題に触れたが、涼しく過ごす為の服選びでも同じように思う。
余白がある服は、自分の解釈によって着方を選ぶ事が出来るし、また選択肢が増えるが故に考えないといけない。
無論、考えずにカッコいい服を選ぶことも間違いではないが、ずっと考えていないと、長らくエンジンをかけずにいた車みたいに劣化してしまう気がする。普段考えたくないって人もたまにはエンジンをかけてみよう。手編みのベストをタンクトップにして。
別にベストだろうが、形はタンクトップ。だからインナーとして着るという選択肢を選んでみる。別に普通のタンクトップを着たって良い。でも手編みのタンクトップを着ているとより良い。
タンクトップ、もしくはベストとしてでも。自分の良いと思う解釈で着れる「余白」を考え、楽しんで。
別に無かったとしてもこの夏を乗り越えられない訳ではないが、あるとこの夏をより楽しく涼しげに過ごすことが出来ると思う。
日常、夏の旅先でも。ベストとしての役割でも。
涼しげな物を組み合わせて、より涼しげに。
夏の為のレイヤード、暑がりな僕にはうってつけかもしれない。ちなみに足元はMartin Roseのシングルモンクのサボ。どのスタイルにも綺麗に収まってくれる。サボのカジュアルさは、今の時期にも丁度いい。
踵からソックスの色を差す。パンツのロールアップよりも手軽さがある。
革靴としても、夏のサンダルの役割も担ってくれる「余白」のシューズ。
夏の服の選択肢を増やす、そしてどう着るかを考える。そんな毎日を過ごしているうちに暑い日は過ぎてしまうかも。暑い夏は考えて過ごすのも悪くは無いのかもしれない。
打たねば鳴らぬ。
T
イタイさんに貰いました、美味い。お店近くの自販機で買えます。