Diary 082 - 意外と寒くないですか / ドリスのシャツ

Diary 082 - 意外と寒くないですか / ドリスのシャツ


意外と寒くないですか


5月、意外と寒くないですか。僕だけだろうか。4月末に名古屋POPUPを終え、5月に入り、張り切って短パンをそれはもう気持ちよく解禁したのだけれど、陽が落ちて帰るころちょっと寒い。ほとんど電車移動だし、基本的に膝上の丈が好きなので、風がヒューヒューと股間周りを通り過ぎて寒い。今日は雨なのですぐに長ズボンに戻りました。良いですね、長ズボン。響きもいい。

Wales Bonnerのライムカラー・コットンニット。Made in Italy、インサイドアウトの編み地。ネイビーが効いてる。

温度調節にコットンニットや薄手のスウェットはすごく便利。夏でも長袖を着る方が自分にとっては自然なので、お店にはいつも薄手のプルオーバーや羽織りをいろんなバリエーションで揃えています。短パンにコットンニットとか、お洒落な人しかしない合わせもすごく好きです。お洒落だから。期間がすごく限られてるのも良いですね。

ストールとして斜めに巻いちゃえ。
ネイビーの"SHOPPER"をネイビーのドリスのシャツのインナーに。廣瀬もいつもよりキリッとして見える。めっちゃ浪費しそう。


今の時期は晴れの日はコットンニットにリネンの羽織り、短パン。雨の日はスウェットやナイロンパーカーとシャツを上に着たり下に着たりすることがほとんど。移動で暑くなったら腰か肩か首に巻いとこう。どうせすぐに暑くなるんだから、今は今の組み合わせを楽しんでほしい。



ドリスのシャツ

Dries Van Notenのシャツは、シャツの形をしたエレガンスだ。彼自身が仕立て屋の家柄の生まれということもあってか(大の英国好きなのもある!)、いかにシャツというクラシックなアイテムを軽やかに仕立てられるか、という気概を感じてならない。軽やかというのは気軽とも違ってて、凛としてるんだけど、大らかで包み込んでくれる感じ。着る人の顔やスタイルが想像できるシャツってそんなに多くない気がする。ギャルソンのシャツを匿名性の強いユニフォームとして紹介したけれど、そういう意味では対照的と言える。
この"CROOM"という形はドリスの数あるシャツの中でもとりわけリラックス・フィットのモデル。でも単に緩いフィットとは形容しがたい。オーバーサイズのシャツは比較的「横」へのシルエット意識を強く感じるものが多いけれど、このシャツは広すぎない適度な身幅のバランスと、スリット深めかつ少し長めの着丈のおかげか、「縦」への意識を強く感じる。それがエレガンスの要因かもしれない。太めのパンツを合わせても、メリとハリをきちんと感じられる。シャツ一枚で褒めすぎか。
シャツというフォーマットがはっきりしたものだからこそ、その美的感覚の違いを楽しめる。チャーハンにその人の性格や趣味が出るように、シャツも同じく。(そういう意味で、sulvamのシャツも面白いのでまたの機会に紹介したい。)


ドリスのシャツをゆっくりと紹介したかったのだけれど、シャツ一枚ではまだ寒かったことに気が付いた。

イタイタイコウ

まだ寒かった。

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