Diary 116 - シャツのB面

Diary 116 - シャツのB面

いま、Muktaにはたくさんのシャツが並んでいる。毎年、日中は少し汗ばむけど、風が吹いたら気持ちがいいこの時期に羽織ってほしいシャツを並べるようにしているからだ。夏本番も迎えてない中でTシャツ1枚で出歩くにはなんだか味気ないし、そもそもシャツというアイテムを着ると、どんな時でもきちんとしている風に見えて好きだからだ。ただでさえこれから湿度も温度も上がってくるのだから、せめて見た目くらいは爽やかに過ごしたい。今のレコメンド。よく分かんないけどワクワクするな〜って感じでLES SIXの川西さんに作ってもらったカオスシャツ aka ドッキングシャツB(Aもあります)。すごく短いショーツを履いて、少し緩めのシャツを着て、電車などでの配慮としてもう一枚シャツを腰巻きしてスカート風にするスタイルが自分的夏、なのだけれど、このシャツがあればいつでもそれが叶っちゃう。変なシャツに変態な丈のパンツ。でも堂々と着てください。普通の服を着てようが変な服を着てようが、君の中には変態がいるのだから。隠したって仕方ない。シューズはドリスのモードなスニーカー。ヴィンテージのラルフローレンのボタンダウンシャツ(ポロじゃなくてイタリー製のアレ)を2枚ドッキングしたような。たった一つのシンプルなひらめきが視野をまるっきり変えるシャツ。シャツ2枚分の値段ですが、シャツ2枚ではできないことができます。

世の中にドレスものからデザインものまで、色んなシャツがあるけれど、ここまでシンプルでここまでアホなシャツは多分ほとんど誰も作らない。し、多分ほとんどの人に必要ではない。一般的なシャツをA面としたらこのシャツはシャツのB面。アホなシャツをアホなシャツとして終わらせるのもいいけれど、僕はこのアホなシャツを自分にとって必要なB面のシャツとして着ようと思う。

https://mukta.jp/collections/les-six

イタイ

レシスのアホなシャツにドリスのアホじゃないスウェット・スーツ。アホじゃないミシマ。アホなオマールのおにぎりバッグ。少しのアホさが欲しい。去年の夏。ギャルソンシャツにシャツトランクスをスカートぽく、マツフジのショーツ、いつものミシマ、Tシャツ、靴下。去年と同じことを、違うバランスで。

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