Diary 118 - 限りなく透明に近いブルーのシャツ

Diary 118 - 限りなく透明に近いブルーのシャツ

Made in franceに拘ったシャツ専業レーベルの COMME DES GARÇONS SHIRTですが、そのシャツの形は非常に日本人向け。袖の長さ、アームホールの大きさ、襟元から肩にかけての傾斜具合まで、全てが日本人のために設計されているように感じる。

生地は、艶やかなコットンポプリンが使われており、ドレスシャツの様な雰囲気。襟やカフスはコンパクトに作られていて控えめな印象、胸にはポケットがある。生地を見ればドレスっぽいけれど、カジュアルなディテールしてる。上品で端正だけど、飾らない等身大なカジュアルシャツ。

ドレスだしカジュアル、カッコつけていたり、つけていなかったり、男の子っぽくもあり、女の子っぽくもある、フランス製だけど日本人向けの作り。そんな特徴の詰まったアノニマスなシャツだからこそ、長年愛せるんだと思うし、誰にとっても良いシャツだし、どんな人のクローゼットにも難なくフィットしていくと思う。

FOREVERラインで作り続けられている、定番のシャツです。形はワイドクラシック、ナロークラシック、ベリーナローの3型。最近はトップス少し緩めが気分なので、形はワイドクラシック。ブルーのシャツは都会っぽく着たいので、sulvamのウールギャバジンのトラウザーズに、足元はスリッポン。シャツにシャツジャケットを羽織るように、シャツを重ね着するのは好きでよくやるんですが、同じ色、同じ生地でやると新鮮。

同じくFOREVERラインのストライプシャツです。クラシックな雰囲気があるオルタネイトストライプ。ネイビーとブルーで構成されており、パッと見ロンドンストライプのようにも見える、絶妙な色選びです。sulvamのストライプショーツを合わせて、ストライプ×ストライプ。間隔の違うストライプで合わせるのがオススメです。スカートを履きたい気分が高まっているので、シャツ肩がけの応用で、腰に巻いてスカート使い。見慣れたシャツも、一気に様変わり。

シャツという多くの人に馴染みのあるアイテムであるから、女性的とか、男性的とか、ドレスとか、カジュアルとか、クールとか、ナードとか強い特徴が浮き立つものだと思う。性別や趣味嗜好に囚われない匿名性を持つシャツだから、誰にでも似合うし、楽しんでもらえるんだと思う。

限りなく透明に近いブルーのシャツ。

どんな人にも、溶け込んでいくシャツだと思う。

https://mukta.jp/collections/comme-des-garcons-shirt

ヨシダユウキ

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