Diary 215 - 明日のエレガンス

Diary 215 - 明日のエレガンス僕にとって洋服を買うことは、自分にはないもの、経験したことのないカルチャーを摂取することのできる、とても良い機会だ。その新しさや自分と違うものが、自分に溶け込んでいくような感覚が何より楽しいし、自分が更新されていくのを肌で感じることが出来る。秋になるとビビットなカラーを着たくなる。この巻きスカートからはエレガントな空気とともに、馴染みのある洋服に巻くだけという、大きな度量を感じる。とにかく巻いてみようと、そう思わせてくれるような。

さて、被るだけで感覚をアップデートしてくれるビーニーもあれば、巻くだけで感覚をアップデートしてくれるスカートもある。

RierのFleece Wrap Skirt。ウール100%のフリース。ブランケットを腰に巻いているようにも見える直線的なシルエット。裏地付きのサイドポケット。腰はゴムウエストになっており、前の2つのボタンで留められるシンプルな仕様。

この巻きスカートは見慣れた洋服に新鮮さを与え、いつもの合わせにエレガンスを与えてくれる。

巻きスカートは自分もよく使うアイテム。巻くことによって、いろんな要素を足してくれる。スーツみたいな素材ならドレスな要素を、キャンバスなら土臭さ、エプロンのようなワークな要素を、いつもの洋服にプラスしてくれる

エレガンスとは、もともと高貴な階級の人間から感じられる気品や風格を表す言葉であったらしい。現代では、洗練され、鍛え上げられたような雰囲気であったり、こだわり抜かれたものから感じる風格に対して、エレガントだと表現する。

つまり、エレガンスな服を着るということは、気品を纏うということ。きっとポイ捨てはできなくなるし、コンビニの前にたむろったりもしない。爽やかな挨拶をするだろうし、きちんとお礼が言える。言葉遣いさえ、丁寧になる。

エレガントな空気を吸い込んだ僕は確実に昨日の僕とは違う。明日をより良く生きようと思えるエレガンス。

Rier / Fleece Wrap Skirt - Black , Tourbe

 

ヨシダユウキ

 

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