Diary 151 - 適合性と移動性
Diary 151 - 適合性と移動性
僕はペラペラのペーパードライバーなもので、何年も車の運転はしていないです。なので、普段の移動は電車か自転車って感じです。自転車好きの父の影響で、僕も自転車に興味があって、父から譲り受けたマウンテンバイクに乗っています。休みの日の交通手段として活躍していて、1日10kmほど走る日もありました。そんな自転車移動に欠かせないのはショルダーバッグ。それゆえ、僕が持っているカバンもショルダーバッグばかりです。Omar Afridi / Zipped Lidia Bag
Omar Afridiのシグネチャーモデル、Lidiaバッグ。光沢感のあるウールナイロン混紡のヘリンボーンに、中畝のイエローのジャージ生地を使用している。前後にはポケットも付いており、小物が取り出し易い仕様になっている。ストラップは幅がしっかりとられており、ホールド感が格段に良い。ミリタリーのランドリーバッグのような無駄がなく、丸くて、可愛らしい形をしている。Kiko Kostadinov / Jarocka Shoulder Bag
Kiko KostadinovのJarockaバッグ。ツルっ、モチっとした柔らかいカーフレザーとザラっ、ガシッとしたハードなキャンバス地のコンビ。捻れるように交差したストラップには、ホワイト、グリーン、ブルーのビーズが並んでいる。上部にジップのついたメインのスペースに加え、フロントにもジップ開閉のポケットがある。書類がすっぽりと綺麗収まるドキュメントバッグのような堅牢な構造。自転車に乗っている時、街中を歩いている時に背負っているショルダーバッグは、身体にフィットしてくれる適合性、メッセンジャーのように、何かを受け取り届けるという移動性の2つの要素を持ち合わせている。


適合性とは、いかに自分の身体に馴染むのか、形状を変え収まるのかということです。バックが身体の一部になるような感覚を覚える。そんな性能を高めているのは、Omar Afridiのバッグに違いない。移動性とは、街中においてドキュメントやPCなど、ものを運ぶことに適しているということです。日常の生活において、移動はつきものだし、その連続の中に僕らは生きている。そんな性能を高めているのは、Kiko Kostadinovのバッグに違いない。
身体の一部になるまで愛して欲しいという気持ちと、移動という日常を最大限楽しんで欲しいという気持ちのどちらも、僕らの日常にとって重要な要素であることは間違いがない。
ヨシダユウキ