Diary 124 - 贅沢っていいな
Diary 124 - 贅沢っていいな
贅沢っていいな。
贅沢は、「実際の生活が必要とする以上の、分に過ぎた消費」という意味だが、ファッションに取り憑かれた僕たちにとっては、耳を塞ぎたくなるような言葉でもある。つまり僕の家のクローゼットにかかる服たちは、大層贅沢だということだ。
Dries Van Notenから贅沢なタンクトップが届いた。上品なホワイトカラーで肉厚なコットンニット。フィット感強め。ショルダーには、メタルバックルのレザーストラップがついている。Dries Van Notenは、タンクトップをタンクトップで終わらせない。ハードな男臭さを感じさせつつも、艶美な上品さがある。カジュアルなインナーから、エレガントなアウターシーンまでも行き来できる。そう使いたいと思う。
そんな贅沢なタンクトップを①上級な使い方、②中級な使い方で分けてみた。
①上級
贅沢は贅沢なままで。いいお肉、いい野菜には、何もつけず、又は塩だけでいいのと似ている。Dries Van Notenのタンクトップに、Wales Bonnerのデニム、そしてDries Van Notenのシューズ。味付けなしの男らしさ。結局の所、こういう類いの粗い野暮ったさ、ありのままが好きだ。
②中級
おしゃれにタンクトップを着るとしたら、まずはレイヤード。 COMME DES GARÇONS SHIRTのベリーナローフィットに、Dries Van Notenのタンクトップを重ね着。ensou.のトラウザーズに足元は、Mishimaのセメント。タンクトップをレイヤードして着るパターン。タンクトップはフィット感が強いため、インナーも細身にしたほうがスッキリして見える。
コットンニットは耐久性があり、洗濯機でガシガシ洗いたいところだが、レザーストラップが着いているので、そうはさせない無駄な贅沢さ。
初夏にもなり、汗もかくので、インナー使いにもってこいのタンクトップだが、クリーニング一択になると思う。そして、値段は10万を超える。なんと贅沢であろうか。
いいご飯を食べることや、いい車に乗ること。様々な贅沢があるが、ファッションを愛する皆さまには、是非、Dries Van Notenの贅沢なタンクトップを着てほしい。きっと、何よりも贅沢なご馳走になるだろう。
ウツミ
余談だが、ロビンさんには上級と中級が逆な気がすると言われた。確かに。それぞれが思う贅沢の違いが、露わになった瞬間だった。