Diary 127 - よくわかんないけどかっこいい
タートルネックのプルオーバーシャツ、"CORSINO"。ガーメントダイのムラっけあるコットンツイルに、フェミニンな印象の背面のボタン、ご丁寧にチェンジボタン付きのダブルカフス。モードでありフェミニンでありフォーマルでもありそうなこのシャツを見たとき、Weird(奇妙な)という言葉が浮かんだ。Weirdなものを美しくエレガントに仕上げるのはDries Van Notenのオハコ。Weirdなものを楽しく着るのはMukta / Salのオハコ。Weirdなものを仕入れてスタッフ皆んなにドン引きされるのは僕のオハコ。あとはお任せ。(イタイ)
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どうも襟物は最低一枚は身につけておかないとまだまだ落ち着かない。子供も幼稚園に行き出して新しい人目もあるしきっちりしないとな、という脳内。でもその片隅では少しの味変を求めている。
ガーメントダイで仕上げられたボディは、肉厚なコットン地ながらもその厚みを感じさせないほど柔らかく、水色や茶色と端的に伝えるには勿体無いほど味わいのある色味。
バックボタンシャツ。(その手があったか。)
ジャケットと合わせた時の見た目を美しく保つためのドレスシャツとして1900何年代だったかに存在していた形で〜なんてウンチクは置いといて。シャツと言えば前ボタンが当たり前になっている分、前身頃のすっきりさはすごく新鮮だし、ネックやカフスは少し動かしたりするだけで小粋なリズムが心地いい。
ドリスのチノショーツにフラットなレースアップシューズ。ジャケットはクラスのボタンレステーラード。モードでありながら軽やかなフォーマルスタイル。
オマールのフレアショーツとドリスのスリッポンでリゾート的に。あくまでドレスシャツとして胸ポケットも配置されない無垢な前身頃を着飾るように、贅沢なニットベストを合わすのも面白い。
立体裁断で作られるウィリアムのリネンパンツはイージーパンツとして気楽に。セメントのミシマで一体化した足元は靴下で少しの動きを。追加の靴下が今日あたり届きそうです。
シャツから抜け出せないなんて拗らせを持った人はぜひ試してみて。襟物話は散々してきたつもりだけど、まだまだ花が咲きそうで楽しみだ。
ROBIN
余談だが、このシャツの起源を振り返る時、被りの感じとかスモックシャツっぽいと古着的な解釈をするヒロセ。かたやポケットがないことからサッカーユニフォームを連想し、もしかしてドリスさんってサッカーも好きかも?!と少し興奮気味だったヨシダの対比が面白かったな。
素材は異なるが、同型のシャツはランウェイでも計12ルックも使用されている。