Diary 121 - 光

Diary 121 - 光

最近は、気温も上がってきて、日差しも強くなってきましたが、まだまだ初夏という感じです。先日、京都二条城で開催されている「アンゼルム・キーファー、ソラリス」展に行って来ました。ソラリスというのはラテン語で「太陽」を意味する言葉だそうです。屋外の展示に加えて、自然光に照らされることを計算した屋内の展示がありました。戦後の分断されたドイツを見てきた彼の作品は、非常に壮大で、ナイフを突きつけられるような凄みがありました。そんな退廃的なキーファーの作品ですが、初夏の太陽の光に当てられたことで、少し柔らかく、爽やかに見え、彼のドイツの未来に対する希望を感じたような気がしました。

ensou. / Right-Pocketed Sleeveless - Stripe , Sand Beige

先日ご紹介した半袖Tシャツの袖を断ち切ったようなスリーブレス。コットン100%で、シアサッカーのような凹凸のある肌離れのいい、ざらっとした質感のストライプ。リネン100%で、ネップっぽいサンドベージュ。

同素材の半袖Tシャツのルーズさそのままに、スリーブレスに。緩めのフィットや、切りっぱなしのアームホールは、ロックでユースな雰囲気たっぷりです。僕は、ベスト使いなんか面白いと思います。

コムデギャルソンのサックスシャツに、sulvamのウールギャバジンのトラウザーズの合わせ。シャツにコットンのニットベストを合わせるように、大人な雰囲気で。

ガブリエラのリネンシャツに、ドリスのチノショーツの合わせ。リネンのスリーブレスを合わせて、クラシックだけど軽さのある雰囲気に。ワークパンツに、サロモンを履くラルフローレンさんがめちゃくちゃかっこいいので、足元はサロモン

ガブリエラのリネンジャージフーディーに、オマールのコーデュロイフレアショーツの合わせ。フーディーにスリーブレスを合わせることで、スケーターっぽいストリートな雰囲気。サンドベージュのベストと温かみのあるグレーのフーディーの色合わせが絶妙。足元はグレーのMishimaで色合わせ。

 

ユースで退廃的な感じと爽やかな夏らしい感じが入り混じる、このカットソーは初夏の光に照らされたアンゼルム・キーファーの作品みたいだと思った。

会期は6月22日まで。興味のある方は是非見に行ってみてください。エジプトの太陽神の名前を冠した作品『ラー』。実物を見ると圧巻です。

ヨシダユウキ

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