Diary 133 - 雨に磨かれる

Diary 133 - 雨に磨かれる

僕は雨の日が好きだ。雨音に耳を傾けているうちに、周りの騒音や雑音が消えてとても静かになり、そんな静寂に自分が溶け込んでいくような気持ちになるからだ。雨に洗われて、簡素で磨かれた大人な自分になれる気がする。イタイさんが梅雨を避けるように海外出張に出ている間、神戸にいる僕たちは雨に洗われて綺麗な大人になっているかもしれない。

オールブラック。ドリスのゆるっとしたスウェットに、クラスのトロトロのトラウザーズ。僕は都会へ出かけるときは気を引き締めて、ドレスライクに行きたくなります。足元の軽やかさで休日マインドに。
オールグレー。ギャルソンの光沢の綺麗なシャツに、オマールのナイロンスカート、ドライタッチのロングホーズ。巻きスカートをスカート使いするのは際どくて良い。ファッションに磨きをかけたあなたに。

最近は梅雨の訪れを感じるようになってきた。雨音によって生まれた静かな街に溶け込むような、削ぎ落とされたスタイルを楽しむのはどうだろうか。雨の日こそ穏やかな気持ちで外へ出て、街歩きを楽しみたい。

そんな日に欠かせないシューズがある。

オールネイビー。ジップデザインの効いたキコのつるっとしたパンツに、ドリスの艶やかなシャツ。キコの作る洋服のギミック的な部分は、アシックスとの親和性を感じる。

学生時代、テニスに熱中していた僕は、アシックスのテニスシューズを愛用していました。部活だったり、体育館シューズだったり、みんなに馴染みのある定番であり、王道のスポーツシューズ

ASICSのGEL-KAYANO 14は2000年代後半に高い評価を受けたモデルの復刻型。必要なところに必要なパーツを取り付けた合理的、機能的な構造はそのままに、アッパー素材とフィット感は街で履きやすいようにアップデートされています。

必要な機能を追求した構造は、削ぎ落とされたミニマリズムを感じる。 スポーツ靴に膨大なバックグラウンドのあるアシックスが作るミニマルなタウンシューズ。僕たちが雨に洗われて、ミニマルになっていく感覚に磨きをかけてくれる気がする。
オールベージュ。ウィリアムのチュニックに、リネンショーツ。ショーツにスニーカーの可愛らしい雰囲気とウィリアムの洋服の可愛らしさは相性がいいかも。
オールホワイト。ギャルソンのロンTに、ドリスのファッションな短さの短パン。夏は暑いけどお洒落したいって時はショーツにロングスリーブが定番。靴下遊びは好きですが、素足の爽やかさも好みです。
オールブルー。ギャルソンのサックスブルーのシャツに、ボナーのルーズデニム。爽やかさを求めた初夏の僕は大体この感じ。

これから雨の日が続く。ミニマルで馴染み深いスニーカーを履いて、思いっきり街を楽しんでいきましょう。雨の音に耳を澄ましたら、大人になる為の合図が聞こえてくる。

Recent Post