MRMSTKAKANKSKSTEFANCOOKE

人生やり直しはきかない。映画のようなフィクションの世界とは違って、毎秒、毎秒が当然のように過ぎ去っていく。時間という概念は人類が生み出した最大の発明だ。まるで時間が過ぎていくように感じているが、いや、時間の粒子は至る所で固定されている。プラネタリウムのように固定された時間の粒子の合間を縫って動いているのは私たちだ。存在するのかしないのか、それを問うこと自体がナンセンスだとDrベガパンクも言っていたけれど、どうやらそれを決めるのは私たち各人であるっぽい。うーん、人生やり直しはきかない。

 

↑これはミステイク。いかんせん少し前まで持病の「真面目にブログを書いてはいけない病」が再発していたために、まともな文章を打つには文章の残り滓、あるいは頭の引き出しの膿をちょっとだけ出しておかないと。ほな消しなさいよ。

人生にやり直しはきかないけれども、残機がある限りは何回かトライはすることができるっぽい。Mr.ミステイク a.k.a. ヌケサクという異名を持つ僕でも、残機が無くなる寸前まではトライするというメンタルの強さは自負できるようになった。もうすぐ26歳、社会人5年目。お浸しが美味しく作れるようにもなりました。
僕と同じく、ロンドンのヌケサクくんたちから新作がデリバリー。今回はなんなら早い方だな。昨日から店頭に並べてますが、いい感じです。

キャッチーなレイヤードのカーディガンはええ値段。シャツはまあまあ。襟は高いのか安いのかよく分からない。

Stefan Cookeの1番の魅力って、ファンシーでいてイギリスらしいクラシックなものづくりだとか、舞台衣装や古いユニフォームのディテールを皮肉込めてツイストした感じとか、マルジェラよろしくな解体・再構築のセンスがピカイチなところとか、デザイナーデュオのチャーミングな人柄だとか、そういうのを差し置いて「ただそこにある感」なんですよね。

素材も普通。デザイナーズとは思えない古着みたいな野暮いシルエット。日常の服。いつもの景色。ナスの味噌汁。美味しいよね。あーなんかちょうどいいなあ、って洋服に、今一番お金を使い込みたくなるというか。もちろんその基準は時代や環境によって変わるんだけれども。

このカーディガンはあんましニット自体が理にかなっていない時代に、カーディガンって昔からあるのに脱ぎ着しやすくて理にかなってていいよねっていう部分でGoodで、でも普通のカーディガンってなんか着づらいしレイヤード考えるのも面倒だしなぁ、あ、これ着方に困らないし、楽だし、意外とモテそうだし、あったかいし、オートマチック差し色だし、野暮くて肩肘張らないから、なんかちょうどいいじゃん、みたいな。なんか穴開いてるのも可愛いから許せるし。せっかくなので弊店のギャランドゥ担当の田中くんと2日前に33歳になったロビン氏にも着てもらった。
おもろい写真撮りたくて、裸で着たり、スカート巻いたりしてみたけれど、意外とリアルな着地になってつまらない。良いなあ。
そうそう、ボタンを全部閉めたらかなり普通で可愛い。はい、もう一色。なんかいい感じだしサンプルサイズでいいやと思ってゼロ思考でMサイズしか入荷してませんが、意外と薄手のパーカーとか着れます。ありがて〜。
パンツはRANDYの新作。ウール生地を使った重めジーンズといった感じ。カワイイダラダラ紹介するのに飽きてきた。いやむしろダラダラ読んでくれている皆様に感謝の念を送りつつ、口でならマシンガンる、のになあとボヤく。(実際にボヤく。)

もう一型、シャツ。なんというか不思議な作りで、比翼シャツの前立てがゴム素材になっていて、そこにお花型のスタッズをズラズラッ、と打ち込んでる、という説明になるのかな。
たぶん初めて?くらいシャープでポインティな襟のシャツにこういうモチーフ持ってくるのだいぶ個性的だなあと思います。アガるMade in UK。自分達のスタジオで最終仕上げてるのかな?
サテンのロングコートはドリス、フェルトパンツはこちらもRANDY。最後は襟。カーディガンにくっついてるのと同じもの。
カーディガン買えば、最悪ほどけばこれになります。Made in Italy、DRY CLEANING ONLYがウケる。
アクセサリーやね。どうやって使うんですか?とかは聞かないでください。
Don't think!(ドンチン!)
今週末にKOZABUROも届くし、今月中にはインポート系も大方出揃うかな。
多分年内はいつお店に遊びにきても万全なラインナップですので、おいでませ〜。

イタイタイコウ

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