BIBLIOTHERK New Collection Pre-Order Exhibition

今週末、東京を拠点に活動する気鋭ブランド、BIBLIOTHERKの新作プレオーダーイベントを行います。デザイナーは畑 龍之介、25歳。本格的にファッションブランドとしての展開をスタートして数シーズン、順調に全国での認知度も伸びてきたようです。BIBLIOTHERK(ビブリオテーク)というのはドイツ語で図書館を意味する"BIBLIOTHEK"に自身のイニシャルである"R"を足した造語。ティーンエイジャーを異国の地で過ごした彼は人種の壁を感じたり感じなかったりしながら、静的なパブリック・スペースである図書館に逃避することで、他者 / 外界と繋がりながら確固たるプライベートな空間を築くことがアイデンティティを形成したんだろうなあ、なんていう妄想をしてしまいます。
シーズンに発明した"Finity Product"と"Infinity Product"という概念。言ってしまえばリミテッド付きのアイテムと定番アイテムのことなんですけど、定番アイテムを"Infinity Product"(=無限の製品)って言ってしまうロマンチシズムや、40~50年前の貴重なデッドストック生地を用いたプロダクトを否定の接頭辞Inを外して"Finity Product"(=有限の製品)とする言葉遊びのユーモアが相変わらず畑くんらしい。


 

以下今回のマイ・フェイバリット。
モッズ・シャツと言えばいいのだろうか。ドローコード付きのラクランスリーブ・ロング・シャツ。柿渋染めの原料をジャム状にしてトーストを塗るみたいに染めた、みたいなわけわかんないこと言ってた。日本の染めみたいなものに興味津々だったタイミングだから、同じ気分なことが面白いな〜と思いつつ、着眼点さすがだった。毛芯ではなくあえて接着芯を使ったらしいマスキュリンなテーラードジャケット。バブル時代のサラリーマンのような力強さもあり、モダンでアンニュイな気配もする。印象的だった青錆加工を施したデニム。久々にデニムの変形ものでいいなって思った。東京のアーカイブ・ショップZSCのオーナーによるHOKITAとのコラボレーション。バルタン星人もしくはシザーハンズ。バキバキのキャンバスは色んなことから自分を守ってくれる。自分が大人になるにつれて、キャンバスも役目を果たし柔らかくなる。
BIBLIOTHERK New Collection Pre-Order Exhibition
4.26(SAT) - 4.28(MON)
13:00 - 19:00
アポイントメントフリー
*期間中メール、LINE、お電話での受注も承っております。詳しくはお問い合わせくださいませ。
info@mukta.jp
078-291-5045




新しいコレクションの格好いいサンプルが並びます。畑くんも遊びに来てくれるみたいです。店内も装い新たに色々リリースするので、今週末ふらっと遊びに来てください。頭と体と心で楽しんでください。僕も楽しみです。

イタイ


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