Diary 095 - W主演

梅雨入りは遅かったが、明けは例年通りだそうで。そうなると強い日差しがやってくるのもそう遠くない。襟物も羽織の季節となった今、なかなか後回しにしがちなインナーに目を向けるにはいいタイミングかもしれない。

DRIES VAN NOTENのロングスリーブカットソー、HABBOT。

薄手のコットンジャージーがよく使用されるドリスの中でも、さらに薄手なエクストラライトジャージーを使用。形はいたってシンプルなクルーネック。コットンでありながら袖通しの滑らかなタッチはカシミアにも似ている。しかも体感だけでも驚くほど軽い。比較的ベーシックであろうギャルソンシャツのロングスリーブTEEと興味本位で重さを比べてみた。

半分以下という驚きの軽さ。

Lサイズなら180cmの自分でもゆとりを持って着れるぐらい。エンソウのスラックスにタックインでどこか余裕を感じさせる凛とした佇まいで。

同素材のハーフスリーブTでのレイヤード。マノロのダブルスリーブシャツとコウザブロウのデニムパンツ。ストリートな印象にどこか品を持たせ少し新しいアメカジ感で。

インナーと聞くと、表には出ずとも立役者的なポジションになりがちだが、このHABBOTは名脇役というのにもしっくりこない。んーそうだな、仮に羽織を主役するならば、夏には最高の一枚。いわばW主演ものかななんて。

透け感から得られるエレガントさや快適さは、RANRAのそれとはまた異なって楽しんでいただけるはずだ。

ROBIN

DRIES VAN NOTEN / HABBOT JERSEY LS (WHT,CHL,NVY / ¥39,600-)