Diary 107 - ミルクと砂糖

Diary 107 - ミルクと砂糖

コンビニで買うのがホットコーヒーからアイスコーヒーに移り変わってきた近頃。そろそろTシャツの出番が増えそうだなという時は、いつも決まってインナーに悩まされている。というのも、欲張りな僕なんかは、無地やプリントのTシャツもいいのだけれど、少し物足りない。早い時期から蒸し暑くなる予報がされる今、溶けるほど暑いビル群を、スカした涼しい顔で歩けるような、そんなインナーが欲しいのだ。

シャツにトラウザーズのベーシックな合わせには、癖があり、清涼感あふれるブルーを着たい。とっても爽やか。

高収縮糸のポリエステル素材で、2枚のボディによる立体構造になっており、ドレープが効いている。ワッシャー感のあるシアサッカー調素材は、縦糸を強く張ったものと弱く張ったものを交互に織って作られ、凸凹した表面でサラサラした肌触りで、肌との接地面が少ないので清涼感や通気性に優れている。この時点で、涼しい顔で過ごせるインナーである事は間違いない。

スウェットパンツとスニーカーだとカジュアルな印象が強い。だからジャケットを羽織る。スタイリングの基本の基本。ブラックはデザインが強い服にも馴染みやすので、インナーとしての使い勝手は1番良さそう。

Omar Afridiは、相反する2つの言葉を組み合わせた造語 “Primitive Mode(プリミティブ=原始的、モード=流行)”を掲げている。このインナーは、コンテンポラリーに。そして、自分の流行を落とし込んで、幅を利かせた使い方をしたい。

プリーツの効いたトップスに、ショーツとブーツ。聞いただけだと女性的なニュアンスだが、そんな事は微塵も感じないハードなスタイル。そんな時にはブラウンを合わせたい。土っぽく、力強く。エスニカルなスタイル。

余談ですが、シアサッカーの意味は「ミルクと砂糖」に由来している。なぜかと言うと、生地の肌触りがミルクのように滑らかな部分と、砂糖のようにざらざらした部分の繰り返しに喩えられていたからとされている。

いつもはブラックコーヒーだけど、気分でミルクと砂糖を入れてみるみたいに、インナーを着るという日常に、着るだけで非日常を感じることのできるインナーだ。普段のインナーの代わりに、是非Omar Afridiのインナーで味変してみてほしい。

https://mukta.jp/collections/omar-afridi

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