Diary 010 清涼かつ清潔
Diary 010 清涼かつ清潔
先日、石垣島に赴いた。
本島と比べて、観光客も比較的少ない島だが、知名度も高いので、ある程度の賑わいもありながら離島感を楽しめる場所だ。しかも沖縄は6月はしっかりと梅雨入りしている時期だが、石垣島は「空梅雨島」と呼ばれるほど雨が降らない穴場スポット、というわけでしっかりとマリンアクティビティを堪能した。
ミシュランガイドにも美しい景観として紹介されている川平湾、ここの近くでシュノーケリングを4時間。
石垣島のマングローブをカヤックで回遊。
具志堅さんの実家の2つ横にある具志堅用高記念館。彼は石垣島の英雄なので島民の方は必ず"さん"付けで呼びます。
あまり書きすぎるとただの石垣島旅行記になってしまいそうなのでこの辺で。興味がある方は是非直接お話しさせてください。
石垣島は亜熱帯気候で昼は湿度もあり兎に角暑く、夜は少し冷え込む。感覚的に言うと神戸の気候をハード目にした感じ。旅行先とはいえ、手を抜いた服装だと落ち着かない。沖縄お土産Tに半パンは僕からすると特に軽い。あのまま帰路に着くなんて、ディズニーランドで買った被り物をそのまま着けて帰るくらいのものだ。
これからの時期バカンスに行く人も多いだろう。旅先でも普段の生活においても「清潔かつ清涼」感のある服装の提案をさせていただきたい。
だらしなく見せずに清潔かつ清涼感を保つ。その手段として、柄物を着ることで視覚的に涼しげに見せると言うことも手段の一つだと思う。
僕の思う清潔かつ清涼感のある柄、それは「縞模様=ストライプ」だ。
僕は洋服においてこの縞模様を好んで着ている。秋冬は重い色味を軽くしてくれるし、春夏は軽さを保ちながら清潔感と清涼感を感じさせてくれる。この夏に特に勧めたい柄というのは前提にあるが、オールシーズン着ることができる万能な柄でもある。
ストライプonストライプ。
羽織り物を着てフルレングスのパンツを履いても清涼感がある。夏に長袖長ズボンは意外と合わせ方次第で涼しく着れるものだ。
シャツ生地で仕立てた羽織り物はグッと清涼感が出る。本家メキシカンパーカーのカジュアルさを上手く残しつつ、清潔感のある印象を与えてくれる。
・Discoverd / "THOMAS MASON" Mexican Pull Parka
・Nicholas Dalay / Hand Knitted Vest
・Nicholas Dalay / Straight Leg Trouser
それでも暑いという方は諦めずにインナーを変えてみて。ハンドニットのベスト兼タンクトップをインナーにすることで涼しく過ごせる上に色気も出せる。
何事にも早いうちで諦めるのは勿体ない。
次は羽織ものとしてジャケットを。
夏にジャケット?とは言わずに合わせ方を考えよう。答えは簡単で、ショーツがあれば夏でも羽織り物を着れるのだから。
ジャケットを着ることで背筋が伸びる。暑い夏にへばることなく、凛として過ごそう。
青のストライプに青のパイピングが効いてる。
・Sulvam / Round Hem Piping Jacket
・Maxim / Classic Stand Collar Shirt
beta postのグルカショートパンツはジャケットのウェイトを軽くしてくれる。前の生地ごとラップスカートのように巻いて履くことも出来るし、逆に生地を留めてシンプルなグルカショーツとしても履くことが出来る。文字面だけでは分かりにくいと思うので、是非一度試してみてほしい。
最後は僕の大好きなストライプのシャツで締め括ろう。「ストライプのシャツなんてどれだけ持ってても良い」と声高にして言いたい。持ってない人は1着は持っていてほしい。
Dries Van Notenのシャツは着てしまえば説明不要で良さがわかる。オーバーサイズのシャツはパターンが悪いと逆にだらしなく見える、分かりやすく言うとサイズが合っていない状態になってしまう。ドリスのシャツはあえてそのサイズで着ているのが一目で分かる上品な仕立てだ。
この違いがオーバーサイズのシャツを選ぶ上で何より重要だ。
シャツの作りだがボタンを開けてシャツジャケットの感覚で着ても良い。長めな袖はワンロールざっくりと巻いて。
・Dries Van Noten / CROW 4240 M.W.SHIRT
・Dries Van Noten / PARTON BIS4170 M.W.PANTS
どうしようもなくジメジメして暑い時は巻けば良い。ストライプのシャツが腰にあるだけで気持ちも涼しげになる。
暑くてジメジメした気候、そんな時期には清潔で清涼感のある服装を。初夏は涼しげにいこう。
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