Diary 202 - 地に足付けて

Diary 202 - 地に足付けてフランス・アルプス発祥のシューズブランド、Salomonより新しいシューズが届いた。その名もX-ALP MID LEATHER GORE-TEX。シティユース向けのXT-6よりさらにマウンテンギアとしての感覚が強いゴアテックスを採用した防水仕様のミッドカットブーツ。アッパーのスウェードとキャンバスのコンビネーションがマウンテンギアにありがちなチープさがなく、シックで心地いい。

が、そんなことははっきし言ってどうでもいい。いや機能の部分は大事なんだけれども、サロモンの面白いところはそういうトゥーマッチなギアやテクノロジーの部分をほとんどチューニングせずにシティユースに、ファッションに向けて門戸を開いているところだ。

ある特定の用途向けに作られたものがその本来の用途から離れることで生まれる面白さ。そういうのがSalomonみたいなシューズブランドの本質なんだと思う。それはバスケットボールシューズ用に開発されたConverseのオールスターや、西海岸のスケーターに向けて作られたVansのAuthenticみたいなものとそう変わらないな、っていう感覚。

本来アルプスのマウンテニアリング向けに作られた機能美や造形美が、ある意味間違った方向で受け入れられ、ここ神戸でさらに間違った解釈でファッションユースされる。そういうのが楽しいっす。イギリスの田舎にいるおじさんが履いていそうなアーガイルソックスをイメージした"Smith"と、1940年代にアルプス山脈近くのスキーブランドとしてスタートしたSalomonを合わせると、架空のカントリーサイドの雰囲気が漂ってくる。サロモンのブーツは、モードなキレのある洋服を、地に足つける感覚で合わせる。モードが日常に降りてくる。SALOMON / X-ALP MID LEATHER GORE-TEX

冬とかあったかそうですよね。

イタイ

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