Diary005 改めて余白 - WALES BONNER
WALES BONNER 21AWも立ち上がり後、ご好評いただいてて何より。
なかでも今日はこの一本について話そうと思う。
KWAKU WORKWEAR JEANS (MA21DE01-DE02-000) Ivory
暖かみのあるアイボリーは、ブリーチではなくホワイトツイルを使用したRAWデニム。
しっかりと厚みがあるもののインディゴデニムのような硬さではなく、程よい滑らかさのあるボディに、サヴィル・ロウで100年以上続く伝説的なビスポークテーラー、アンダーソン&シェパード (A&S)のテーラリングを彷彿とさせるウエストデザインをワークパンツに落とし込んだ、テーラリングとヴィンテージを愛するWBデザイナー、グレイスらしい一本。
(色気たっぷりなクロコエンボスのベルトパッチ。スタッフのイタイは敬意を込めて「もはや下ネタ」と書いていたのには少し笑った。)
入荷を決めた今から半年前、LOOKを見た限りではクロップドだったが、いざ入荷してみるとMサイズでも股上38 股下83、総丈も110を越えるロング仕様に驚いた。
まさかこのモデル2mを超えてたのか?
なんて着用しながら話しつつ、確認してみるとどうやらコレクション仕様に丈は直されていたのではないかと。
丈を直すかどうかの話し合いもありつつ、ありのままを受け入れることにしてみたがこれがかなりいい。
ウエストはやや高めに、きっちりワンロール。
ワークウェアの骨太さを残しながら足元へのアプローチに品を持たせるのもいい。
誇張しすぎた、とまでいかずも大きめのワンロールも。
襟物と合わせてクリーンなムードは保ちながらもワークの要素を色濃く演出したり。
ありのままの仕様をまず履いてみる。
そこで生まれる欲望はきっとあなただけの新しい感覚。
自分仕様に丈を直すのも、ワンロールするのも。
もしかしたら靴を新調したくなるかも。
いわば余白とも言えるそれを楽しむ姿勢の重要性を改めて感じさせてくれる一本だ。
先日インスタで先行出しを案内したCarServiceのロゴスウェット。
WBのコレクション背景と実はリンクするものがあり、この合わせのデイリーユース感は結構気に入っている。その話はぜひ店頭で。
また明日お会いしましょう。
ROBIN
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