5/15(Sat)-5/17(Mon) "ELASTIC DAYS"

以前、当ホームページのFEATURESにて、
過去にhoneyee.comにて掲載されたインタビューを転載した。
https://mukta.jp/blogs/features/dialogue-with-ryohei-kawanishi

その中で、
セールは「うまくバイイングできませんでした」と言ってるようなもの



── 商品を卸す側である川西さんにとって、Muktaという店はどう見えますか?

川西 「サービス業」というファッションの本質がよく現れてるね。バイヤー自身がやりたいことなんかより、お客さんへ届けるという意思が強い。

宮崎 バイヤーっていう概念がいまいちよくわかってなくて。普通のショップって、偉いバイヤーがいて「今季はこれ」って言って、あとは店のスタッフに渡す感じですよね。いやいや、そんなん売れるわけないやん! って思うんですよ。僕は絶対にスタッフ全員で買い付けるモノを決める。じゃないと、みんな責任感持たないじゃないですか。スタッフのうち誰か一人は「良い」って思ってて、自信があるモノじゃないと、売ったら失礼だと思う。そして、セールもしたくない。したら負けやと思うんですよ。だって、セールって「うまくバイイングできませんでした」って言ってるようなもんじゃないですか。

と僕は述べている。

今でもその考え方は一ミリも変わっていないが、
今回3度目の緊急事態宣言を受け、何か僕らが出来ることがないかと考えた結果、初めて公にセールを開催しようと思った。
ただ、所謂セールをする気は毛頭無い。

その前に、

当店の顧客様のほとんどが大学生で、彼らの多くは飲食店でアルバイトをしている。
その中で、必死に貯めたお金で洋服を購入してくれている姿に、僕らは感謝してもしきれない。
しかしこのコロナ禍の中でどんどんシフトは削られ、洋服を買いたくても、意欲とは裏腹に買えない状況が続いている。

洋服は、ファッションは文化であり、文化の死、即ちそれは精神の死である。
そして不要不急では無い、無駄とされているものにこそ人間性が宿る、と僕は何度でも言う。

では、この様な状況で僕らは何が出来るだろうか?


1.当店で購入した"ことがない”ブランドを期間特別価格にて販売します。( 一人一人対象商品が違うことになります。)
 今まで袖を通したことのないブランド、デザイナーの哲学を感じることで、お客様自身に新しい視点を見つけてほしいです。

2.オンラインサイトでは特設ページを設けますが、電話でのみ応対させていただきます。
 温度のないオンラインショッピングではなく、互いの声を交わす中で、少しでも当店の接客を体験していただきたいです。
 こちらも同じくお客様が今まで購入した"ことがない”ブランドのみ対象となります。(※AW20以前の商品に限る。)

3.緊急事態宣言を受け、当店では通常営業を行いながらも出来る限りのアポイント制のご協力をお願いします。

 

上記3点を「ELASTIC DAYS」と称し
2021年5月15日(土)〜5月17日(月) の3日間、Muktaにて開催いたします。


実験的な試みとして、楽しんでお付き合いいただければ幸いです。
賛否両論、皆様のご意見を頂戴しながら、これからも一緒に店作りをしていきたいと思っています。

皆様のご参加をお待ちしております。

宮崎

check "ELASTIC DAYS" collection
https://mukta.jp/collections/elastic-days

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