Diary 217 - だって男の子だもん
Diary 217 - だって男の子だもん
こんにちは、ウツミです。
突然ですが、僕は荷物が多いです。心配性なので、モバイルバッテリーやハンカチとティッシュ、さらに、いつ使うかもわからない小さな鏡やボールペン、ボディシートなど、とにかく荷物が多いんです。だから僕は、仕事の時も、おしゃれをして遊びにいく時も、バック・パックを背負っています。僕が知っているおしゃれでかっこいい人は、なぜだかみんなバック・パックを背負っているんです。

ミニマルでエレガントなフリースのセットアップに、マキシマムでカジュアルなバック・パック。
Mukta / Salにある、バック・パックといえば、LES SIXのPINNED LEATHER RUCK。僕が普段使っているバック・パックとは、まるで違う。というか、真逆。ミリタリーグリーンのレザーボディに各所に一個一個違うヴィンテージのピンズやバッジがハードな男臭さ。けれど、似つかわしくない可愛らしいキッズ・サイズ。
僕が普段背負っているバック・パックとは正反対。だけど、素直に言います。僕はこんなバック・パックが大好きだし、背負いたい。


絶妙に奇妙なキッズ感。バック・パックはキッズ・サイズだけど、しっかりと男らしさを感じる。
LES SIXのパック・パックを背負うことは、パンク・ロッカー達が革ジャンを着るのと同じような感覚を持っています。革ジャンは夏には暑いし、暖をとるには少し寒い。何よりビタビタで動きにくい。それでも、パンク・ロッカーが革ジャンを着るのは制服であり、カウンター・カルチャーの精神からくるもの。それは、暴力的な力強さでもあるし、それと同時に、繊細でセクシーですらあると思います。
このバック・パックの不憫さを感じるサイズ感。ノーム・コアが主流のファッション・シーンに、まるで、唾を吐くかのようにハードでタフな男臭さが、尚のことかっこいい。そこには、LES SIXのシニカルでアカデミックなセンスを感じる。


情報が多いシルエット、色味でもパック・パックを背負っていれば、それとなく成立してしまう。
ガラケーからスマホになったように、時代と共に色んな事が簡素化されて便利になってきてますね。僕も柄物より無地を着る事が多くなってきました。
LES SIXのバック・パックは、見た目の格好よさ、おしゃれさだけじゃなくて、パンク・ロッカーが革ジャンを着る理由のような、ある種の、精神やマインドみたいなものを感じさせてくれる。そんな心意気を背負う。見た目はアホっぽいけど、最高にクールなバック・パック。
それは、今の僕たちにとって、すごく貴重で必要なもの。きれいなだけじゃ退屈しちゃう。だって男の子だもん。
ウツミ






