Diary 262 - 色を楽しむ
Diary 262 - 色を楽しむ

こんにちは、内海です。
お盆もひと段落して、夏も少しずつ終わりに近づいていますね。
そういえば、まだ夏らしいことをしていないんですよね。海に行ったり、花火を見たり、スイカを食べたりとか。
だけど、夏らしいって、そういう大きな出来事だけじゃなくって、日常のなかにたくさんの夏らしさが隠れているんだろうなと、最近思うようになってきました。
例えば、外に出たときのむっとする暑さだったり、夕方の空の色だったり、どこからか漂ってくる蚊取り線香の匂いだったり。気温や天気だけじゃなくって、目に入ってくるものや肌で感じるもの、ふとした瞬間の匂い。
そういう小さな変化に気づけることこそが、季節を楽しむということに繋がるのかもしれないなぁ。と。
そう考えてみると、何気なく過ごしている日常にも、案外たくさんの夏らしさが転がってそうですね。



ブランドらしいワイドカラーをベースにした、スリムなシルエットとスクエアカットの裾。軽い羽織ものにも、秋冬のインナーにもうってつけ。
さて。今回もCamisas Manoloのニットシャツを、Mukta / Salの別注カラーでお願いしました。
これまでも何度か企画させてもらっているので、今やお店の定番になりつつあるニットシャツ。やっぱりCAMISAS MANOLOが作るシャツには、気取らない色気がありますね。
そして、なんといっても今回は色ですね。この絶妙な色味に、僕は心から惹かれています。



Ralph LaurenやLacosteを思わせるニュアンスカラーに、Memphisのデザイン家具のような、少し奇妙でポップな感じ。鮮やかだけど、子供っぽくないし、古くもない。休日のお父さんにはならない、品の良さとセクシーさ。
色物のシャツやニットを自分らしく着こなすお手本を探していたとき、ふと目に留まったのが、David Hockneyのスタイル。
本人の佇まいやキャラクター性、そして圧倒的な色使いの奇才ぶり。見れば見るほど、僕はすっかり心を奪われていきました。
鮮やかな色を大胆に重ねながら、絶妙なバランスで別の色を差し込んだり、思いがけない色同士をぶつけたり。彼はその変化を、まるで子供が自由に色を使いながら絵を描いて遊んでいるかのように、僕は感じました。
そこには、純粋な好奇心や遊び心が先にあって、それがそのまま彼自身の色気やユーモアにつながってるんじゃないかと思います。



色や素材を重ねて表情を変える。CLASSのレイヤードカーディガンも、組み合わせの楽しさを再発見させてくれます。
お店にCamisas Manoloのニットシャツが届く頃になると、僕たちは夏の終わりと、いよいよ秋冬がやってくるんだなというシーズンの切り替わりを感じます。
季節の小さな移ろいを楽しむのと同じように、洋服でも、色の違いや素材の表情、袖を通したときの気分の変化に気づいて楽しんだり。
洋服は、四季の変化を感じるのと同じように、自分の感覚を少しだけ敏感にしてくれるものなのかもしれません。
普段洋服を選ぶとき、つい自分に合うか、合わないか。とかから、考えてしまいがちですが、もっと手前にある、なんか面白そうだから着てみる、合わせてみる。とか、そういう初動の感覚も改めて大切にしていきたい。
小手先のテクニックよりも、まずは直感や遊び心から。





Camisas Manolo / Knitted Shirt - Red Cotto, Lemonade, Blue Mare
安直な僕は、髪色もすぐ変えちゃいました。
いつもの自分から少しだけはみ出して、鮮やかな色を着る楽しさを是非店頭で体感してみてください。
内海




David Hockney - 7/9 1937- 6/11 2026
