Diary 247 - 華を着るということ
Diary 247 - 華を着るということ
春夏の新しい洋服が続々と入荷してきています。この季節に感じることといえば、半年後どんな自分になっているのかなという期待と、そんなNewな自分になるための洋服と出会うことへの高揚感じゃないかなと思います。この春夏こそ、新しい自分にチャレンジしてみたい、そのためには何を手に入れるのがいいのかと悩んでいる。そんなお客さまと同じくらいの熱量で、僕たちも、どの洋服からご紹介しようかと練りに練っています。
そんな中、間違いなくこれだろうという一着がお店に並んでいます。



Dries Van NotenのフローラルなジャカードのVorries Jacket。生成りのベースにパキパキの赤がまぶしいジャカード織りのフラワーモチーフは、間違いなくほとんどの人は袖を通した経験がないだろうと容易に想像がつく。そんな押し負けてしまうような見た目の迫力とは裏腹に、シルエットはドリスらしい凛とした綺麗なドレープと、馴染みのあるカジュアルウェアのような着心地。さすがDries Van Notenと唸らざるを得ない仕上がりです。
僕がMukta / Salに立たせてもらうようになってからは、ここまで華やかな洋服は並んでいなかったように思います。それはDries Van Notenの新クリエイティブディレクター、ジュリアン・クロスナー氏による初のメンズコレクションだからなのか。Mukta / Salにとって、ドリスが欠かせない存在だからなのか。それとも、僕ら自身のマインドが、いま華やかさを求めているからなのか。
きっと、どれも間違いではない。でも一番の理由はもっと単純で、僕たちが着たいって思ったから。そして紹介したいって強く思ったから。結局のところ、お店に並ぶことになる洋服は、その気持ちに尽きるのだと、つくづく思います。



華やかな洋服を着ること、ビビットなカラーの洋服を着ることは、自分にとって一番シンプルかつ強力な、気分を上げる方法。寒すぎる冬の日だって、暑すぎる夏の日だって、楽しんでやるぞって気持ちになります。季節のパワーに負けず、曖昧になった日本の四季を、前のめりに楽しんでいる遊びのある大人になりたいなって思います。だからこそ、今日も華やかでカラフルな洋服を着よう。少しの季節の変化を楽しむ遊びがある、チャーミングな大人の男になろう。今の僕はそんな心持です。
華やかさの“華”を着るということは、これからの季節を思いっきり楽しもうという意思表示。
是非店頭で試してみてください。間違いなく気分が上がりますよ。


Dries Van Noten / Vorries Jacket - Red
ジャカード織りで表現されたフラワーモチーフ。ジャケットらしい大きめの襟。絞りの効いた袖口。ドローコードによって調節可能な裾。生地の間に挟み、柄を邪魔しないフロントのスナップボタン。ゆとりのあるリラックスフィット。軽めの生地感ながら迫力のあるジャケットの着姿は、Dries Van Notenらしい一切無駄のない凛としたシルエットづくりがあってこそ。
新クリエイティブディレクター、ジュリアン・クロスナー氏。長年ウィメンズを手がけてきた彼の視点が加わることで、質実剛健なテーラリング、柔らかいフェミニンなムードはそのままに、夏の浜辺を思わせる軽やかさと、エレガントな空気が同居するチャーミングで新しいメンズウェア。


ヨシダ
