Diary 135 - 日常歓喜

Diary 135 - 日常歓喜

雨が降りしきる帰り道。クチナシの甘くて優しい香りがする場所がある。クチナシの花言葉は「喜びを運ぶ」というそうで、その場所を通る度に、僕は小さな喜びを感じている。

服屋として、皆さまに喜びや幸せを提供できる事ほど嬉しいことはありません。イタイさんが、海外出張に行っている間にも、僕たちが、喜びや幸せを提供することをお約束します。梅雨時期ではありますが、お店に遊びに来てくださいね。

COMME DES GARÇONS SHIRT / COTTON STRIPE POPLIN WITH 3D ROSE SHIRT

COMME DES GARÇONS SHIRT / YARN DYED COTTON STRIPE POPLIN X COTTON POPLIN STRIPE SHIRT

Comme Des Garçons Shirts / YARN DYED COTTON STRIPE POPLIN

ロビンさんがタンクトップを必需品というように、ファッションにおいても必需品であるシャツ。以前僕が紹介したサロモンや、吉田くんが紹介してくれたアシックスみたいな、シャツ界の定番といっても過言ではない。そのシャツはフランス製を基本とし、上質な生地で様々なパターンがあり、カジュアルにもドレスにもモードにも縦横無尽に落とし込めれる。ファッションに喜びを運んでくれるシャツです。

街で見かけたら二度見されるであろう、生地を寄せてできたような薔薇がついたシャツに、マツフジの派手な柄パンツ。足元だけ大人しめなドリスの紐靴。90年代のオムプリュスっぽい。

COMME DES GARÇONS SHIRTは、よく"シャツの完成系"と言われたりします。ストライプでコットンポプリンという上品な生地ながら、寄せたり、歪めたり、捻ったりすることで表現されるボリュームは、完成系を崩すことで得れる、言わば、新たな完成系へと向かっているかのように見える。

街で見かけたら二度見するであろう、生地を歪めてできたようなフリルシャツに、エンソウのブロックチェックのパンツで、靴は定番のXT-6。なんとなく、ギャルソンっぽい。キコの凹凸があるハニカム生地のジャケットを羽織っても相性がいい。

投げやりな言い方になるが、僕はシャツで悩んでいたら、とりあえずCOMME DES GARÇONS SHIRTを着たらいいと思うし、勧めるようにしている。それは、ファッションに喜びを運んでくれるから。

街で見かけたら二度見するであろう、生地を捻っててできたような裾が折り返してあるシャツに、目が細かいストライプシャツでストライプ&ストライプ。キコのハンパ丈のショーツには、派手カラーのGT-2160が映える。ギャルソンでありそうなスタイリング。

完成を崩すも、崩して完成にするのもいい。デイリーな使い方でも、飛び道具としての使い方でもいい。僕なんかのファッションミーハーにとっては、これほど喜びを感じるシャツはありません。きっと皆さまの日常にも喜びを運んでくれる。そんなシャツです。

ウツミ

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