Diary 042 - "Easy Revenge!"
Diary 042 - " Easy Revenge! "
おはコンハロチャオ〜。
SS23が少しずつ届いてきている。毎シーズン、毎シーズン。
半年に一度、少しずつ、花が咲くように店内が衣替えをしていく様子を見ていると、心がスッと軽くなりながら高鳴っていく。
仕入れの段階で特にテーマを設定しているわけではないものの、お店のオーダーには無意識のレベルでムードが反映されたり、オーダーを組んでいく過程で自分が気になっていることや疑問に思うこと、理解できないこと、好きなこと、嫌いなこと、が浮かび上がってくる。
あまりエモーショナルになりすぎないように、でも嘘がないように、伝えたいことをセレクトや言葉で紡いでいく。
今日の朝出勤してきて、この間からお店で飲めるようになったコーヒーをハンド・ドリップしながら、ぼーっとラックを眺めていると、頭にワードがパッと思い浮かんだ。
"Easy Revenge" - 気楽な復讐、はチェンソーマンの受け売りだけれど、なんだか今季のお店にもハマっている気がする。
今年の春夏はなんだか気楽でいたい。せめて洋服だけでもさあ。
イージーなスウェット、柔らかいシャツ、反骨心だけ持ってさあ。
頭ガチガチなのは秋冬で行こう。
以前着れなかったアイテムは、今なら気軽にリベンジできそうだ。
2、3年前の閉塞感はいまや感じない。
以前挑戦できなかったものや、提案できなかったもの。
紹介したかったのにすぐに無くなってしまったものや、ものすごくおすすめだけれど、まだ残っているもの。
FAF - FAKE AS FLOWERSのサーマル裏地のデタッチャブル・フード付き、ヴィンテージ・ライクな通称: 一石二鳥・スウェット・シャツは、昨年、個人的にすごく着たいなあと思って自分の分と少量をお店にも仕入れたら、すぐに店頭から無くなってしまったもの。
意外とありそうでなさそうな空気感、これは良い発明だから次もオーダーしようと思ってたら、展示会に並んでない。
すみません、おかわりしていいですかと、おねだりしてシーズナルカラーで作ってもらいました。くすんだカシスと、レモンイエローの2色。誰かとフードだけ交換してもいいかもしれないね。
KOZABUROの刺し子コートもずっと変わらず一押しなので、昨シーズンに続いて追加オーダー。大きめのサイズもあるので、スウェットの上からでもいけると思う。
洋服の奥にあるもの。いわば、洋服のバック・グラウンド。
洋服を見て、着た時に直感的に/瞬間的に/無意識的に生じる自らの感情。
洋服を味わうには時間がもっと必要だね。
同じことを違った視点で、違った気分で繰り返すことは、今の時代むしろいいことかもしれない。
リベンジするような感覚で、コーヒーでも飲みながら。
最近、同じ服をサイズ違いや色違いで買ったり、小物やサイズ感を変えることでフレッシュにしながら、連続で着続けることにハマっている。一つのものが深く触れていくことで、違った表情を見せるのがすごく楽しい。人間も同じかもしれない。
今年はある意味リスタートみたいな年になるかもしれないなあ。
ハラハラ、ワクワク、ウズウズしますね。
Easy Revenge! - 気楽にフクシュウを!
イタイタイコウ
→前回のフーディについてのレビュー