ZLATYU
ジメジメとした天気が続いていたが、明日はやっと晴れるみたいだ。明日は気分を切り替えれる服を着てみようかな、なんて考えていたら、心待ちにしていたものが、良いタイミングではるばるロンドンから届いた。
ファーストコレクション以来、毎シーズン買い続けているが、毎回自分で選ぶものが180度変わっている。それは自分で意識をしているわけではなく、自然とそうなっている。
ファーストコレクションでは、様々な職業の"ユニフォーム"をファッションに変換していた。ワークウェアを連想する人が多いのはそのイメージが強いからだと思う。
彼の作る服は確かに、"ユニフォーム"でもある。だがそれは工事現場や軍服といった、ハード・ユースなワークウェアを作り続けている訳ではなく、シーズンを重ねるごとにアップデートされ、様々なアプローチでメンズウェアの枠組みを超えた、新しい服を生み出している。
だから僕はいつも新鮮な気持ちでコレクションを楽しみにしているし、選ぶものもガラッと変わっているのかもしれない。
今回のコレクション"ZLATYU"では、また新たなフェーズに到達したと感じる。
特に今回のコレクションでは、ワークウェアで使われるディティールを取り入れたり、スポーツウェアで使われるような、ストレッチの効いたジャージ素材を用いた、テーラリングと機能性を両立させたスーツが印象的だ。他にもコントラストで使われている、厚手タオルの様なパイル生地はスポーツを想起させる。コレクションで合わせていたasics ソールのシューズに合わせたルックは、新しい形のスポーツウェアの様。今回のコレクションはテーラリング/ワークウェア/スポーツウェアの要素を掛け合わした、僕たちの日常にフィットする、新しい"ユニフォーム"であると僕は思う。
長々と文章を書き連ねたが、彼の作る服は文面で見るよりも、間違いなく着た方が良い。実際に着た時の気付きも、彼の作る服の魅力の一つだ。
僕も半年前から温存していた熱量を存分に発散しよう。
KIKO KOSTADINOV SS23 Collection will be available in store tomorrow.
*オンラインストアでは10日20時より販売開始いたします。https://mukta.jp/collections/kiko-kostadinov
田中
ちなみに、明日4/8でMuktaは、12周年を迎えます。僕が入社して初めての周年、お客さんとしてではなく、スタッフとして立ち合えるのを嬉しく思います。
周年といっても、普段通りの営業です。是非お気軽に、足を運んで頂けると幸いです。
それではまた明日、お待ちしております。