Diary 083 - 続・ドリスのシャツ

Diary 083 - 続・ドリスのシャツ


ー 意外と寒くないですか

寒いですよね。なんなら今日は風もかなり強くスウェットでも肌寒さを感じるぐらい。自分はバイク通勤なのもあって羽織としてジャケット・シャツやらはかかせないのだけれど、カットソー一枚で過ごす季節はまだまだ先になりそうだ。

Dries Van Notenのシャツは、シャツの形をしたエレガンスだ、と触れた。ドリス本人はSSのコレクションについて、エレガンスの再構築、着崩すエレガンスを提唱していたが、シャツそのものが持つクラシックさを踏まえそれを体感できるのがこの一着だ。

コシのあるコットンポプリンを使用したダブルテーラーシャツ"CAPLAN"。爽やかなライトブルーとネイビーの2色。ボタンの開閉で身頃のフィット感がシャツともジャケットともとれるレギュラーフィット。
テーラリングを強く感じる凛とした大きなピークドラペル。
袖口にはジャケットに見られる切羽やカフスは存在しない。
フロントのダブル仕立て。ついつい探してしまうポケットなどもついていない。

店頭へのお問い合わせでよくある、ドリスの"ジャケット"についてお聞きしたい、というのはおおよそこれを指している。ジャケット型ではあるが、あくまでシャツであるというのがこの一着の大きなポイントだろう。その"軽さ"が着用者の解釈に委ねられたとしても、懐の深さから着崩すことへの受け皿が広く感じられる。
インナーとしてショーツにタックイン。ベージュは思ったより早く無くなってしまいましたがこの合わせいいですよね。
ドリスのテーラードジャケットにインナーとして。ダブルダブル。
ensou.のリジットデニムとCDG SHIRTの白T。シャツともジャケットとも取れる軽やかな合わせ。

コットンポプリンの軽さによりテーラードジャケット特有の堅固なイメージを中和した一着。ジャケットにハードルを高く感じてた方などにはぜひ袖を通してみてもらいたい。

あなたにとってはシャツかジャケットか。
春夏を楽しむいいお題になりそうだ。

ROBIN
自分はシルクリネンのシャツをインしてジャケットとして。
袖を捲るだけでも見え方は変わる。些細だけど大事な動作。

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