Diary 158 - フロム・マドリード
Diary 158 - フロム・マドリード
先日パリ出張の合間にスペインに遊びに行ってきました。目的はバルセロナを拠点にするGabriela Coll Garmentsのスタジオに行くことと、Camisas Manoloのマノロに会いに行くこと。マノロは基本的にマドリードを拠点にしているのですが、バルセロナを拠点にするイケてるクリエイティブ・エージェンシー、Queridaのお手伝いもしているようで、バルセロナで会うことができました。
マノロの魅力はそういう、シャツを専門としながらもマルチに光るセンスなんだと思います。ちなみに知らなかったんですが、彼はDJもしていて、仲間たちと定期的にマドリードでパーティも行っているようです。ということで、8月のプレイリストは彼と共同で選曲することにしました。お楽しみに。ミニマル・ハウスをよくプレイするみたい。好きな曲ある?って聞かれたので、フィッシュマンズをお薦めしておきました。ダブ好き?って聞くとSilent Poetsとか大好きだよって言ってて思わずアガりました。ちなみにマドリードが東京ぽい感じで、バルセロナが大阪ぽい感じなのではないかと勝手に思ってます。
バルセロナでは彼のいとこファミリーと軽く食事に行きました。スペインの人たちは一日5食くらいを少しずつ食べるそう。みんなスペイン語で何喋ってるかひとつもわかんない中で、小皿で出てくるいわゆるタパス料理をちょこちょこつまんでは、35度超えのジリジリとした暑さで乾いた喉を、軽快でほろ苦いスペイン・ビールでゴクっと潤す、何にも代え難い極上の瞬間。
早口でスペイン語で話す彼と、紳士らしく英語で話す彼はなんだか別人みたいに感じて、やはり現地に行って話すとその人の解像度が上がってきて、シャツから受ける印象も以前と異なってきますね。それを伝えるのが僕たち洋服屋のやるべき仕事。というわけで、素敵なシャツ、フロム・マドリード。カミサス・マノロからフレッシュにお届け。今回選んだのは2型のシャツ、弊店でもお馴染み、マノロのハウス・スタイルである、ラウンド・カット、少し身幅にゆとりがあるスタンダード・シャツと、スクエアカット、ポケット付きの新型カミサ・シャツ。
以前より遊びがあるカラーのチョイスにしてみました。個人的フェイバリットはグリーンとピンク。日本人がやるとどうしても醸し出せない色気というか、休日のお父さんにならない品とセクシーさが漂います。ハリのあるコットン・ポプリンから、リネン混の生地まで。僕もサイズ違いや生地違いでかれこれ5枚くらいは買いました。
以前リリースした透き通るウール生地のダブル・スリーブ・シャツ。オーセンティックさとモダンさを重んじるマノロだからこそ作れるユーモアあるシャツ。
ちなみにCamisas Manolo : カミサス・マノロ、のカミサスとはスペイン語でシャツ、という意味。日本ではみんな君のブランドのことをカミサスって呼んでるから、カミサスのシャツ(=シャツのシャツ)くださいとかって言われるよって教えるとめちゃウケてました。
マノロさんのシャツをお楽しみください。今週末もお待ちしております。
Camisas Manolo New Collection
7.19 (Sat) 13:00~ In Store & Online.
https://mukta.jp/collections/camisas-manolo
イタイ
パリでもエスメラルダ・サービスド・デパートメントのジャンゴさんとマノロチームと一緒にディナーに行きました。恒例になりつつある彼らとの食事はいつも楽しい。もしかしたら来年日本ツアーが叶うかも?
去年発売したお気に入りのダブル・スリーブ・シャツ。気取らない色気とユーモアがあります。