Diary 163 - ボート

どうも、イタイです。最近 @Mukta_Sal をお任せしたりしなかったり、裏アカの @Sal_Mukta をお任せしまくったりしているウツミくんに、お気に入りだけどお気に入りとしか説明できないドリスヴァンノッテンのシャツを紹介してもらってみました。やっぱ他の人の視点は新鮮でいいなあ。

Diary 163 - ぼーと
僕は普段から建築や家具、アートなんかの画像収集をしています。そして、集めたものを気分でSNSに出したり、マイフォルダを作ったりしているのだけれど、たまに見返してみると自分の好きが詰まった雑誌を見ているような気分になれます。

そんな自分の好きフォルダの中にしばしば登場する、パブロ・ピカソやマリリン・モンロー、アーネスト・ヘミングウェイやオードリー・ヘップバーンたち。その人たちが共通して着ていたものがあります。それは、フランスっぽくて、ボーダー柄で、マリンな、ボートネックのトップス、です。

カットソーに限らず、ジャケットだったり、様々なボートネック型の服がでていて、時代を超えて愛されているんだなぁと感じます。Mukta / Sal らしい合わせ。クラスのギャザーが入ったスラックスにグレーのミシマ。まずは難しい足し算なんかしないでそのまんまでお届け。

イタイさんが個人的フェイバリットとしても紹介していたボートネックのストライプシャツ。見覚えのあるボートネックのはずですが、なんだか別物感。

オールドリスヴァンノッテン。フラットシューズを素足履きして軽やかさを加速させる。女の子っぽくもないし、男っぽくもない。

まずプルオーバータイプのシャツであるということ。左側にサイドジップがついていてストライプ柄。そして、肝心のボートネック部分は、どういう構造なのか分からないけれど、肩が張っているようなメリハリのある形。僕が知っていたカジュアルでポピュラーな印象のボートネックのものとは別物だし、なんだかエレガント。

ボートネックだからこそできる遊び。ウェールズボナーのタキシードや、ガブリエラのもちもちフーディーを羽織ったり、ドリスのシャツをレイヤードしてみたり。丸首やカットソーにはない新鮮さとセクシーさ。そしてピリッとしたエッジがある。

ドリスヴァンノッテンが引退してから、ブランドの基盤を支えていたデザインチームによる初めてのコレクション。我々はドリスヴァンノッテンだ!みたいな、揺るぎない意志をひしひしと感じた。

今まで普遍的だったものにエッセンスが加えられて、また新しいものに変わっていく。僕たちは、未知なる冒険が待っているファッションという名の広大な海に、ポツンと浮かぶ一つのボート。

今日も波に揺られながら。そんな日々を楽しみながら。

ウツミ

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