Diary 086 - “attitude”
先日より、Laid. B Oka surfer pantsが、東京のMANHOLEさん、summer of loveさん、そしてMukta / Salの3店舗で発売が開始しています。Mukta / SalではOrangeとBlackの2色展開です。
Laid. Bのデザイナーであるスミヤさんが営んでいるsummer of loveは、東京に行った際は必ず立ち寄り、買い物をしちゃう大好きなお店。90年代から2000年初期のストリートカルチャーに備わっている、“attitude”言わば「態度」ですね、それを洋服というフィルターを通して感じることができる、小さな体験型博物館みたいなお店だと思っています。
そんなお店のオーナーが立ち上げたブランドだからか、当時の“attitude”を引き継いでいる気がしていて、今日はそのカルチャーをかじりながらOka surfer pantsについて話していこうと思います。GOOD ENOUGH感のあるCAMISAS MANOLO / DOUBLE SLEEVE SHIRTと。オレンジはあえて色物と合わせたくなる。ストリートスタイルとポップスタイルの掛け合わせ的な。リネンとメッシュの合わせは春夏シーズンにしか出来ない素材の楽しみ方。
発色の良いカラーリング、右側に付属する腰当てみたいなデザインのジップポケット、良い意味でキモい網目のメッシュの生地使いは、いわゆるスウェットパンツとはかけ離れたポップさとユーモアがあります。
ノイズがかったダブルフェイスみたいな立体的なメッシュ生地の光沢と、奥行きのある表情、シルエットのバランスがより伝わりやすいのはBlackの方かなと。Orangeのポップさ・ユーモアとは違う、モードさ・奇抜さを体感してもらえる仕上がりです。
先に挙げたGOOD ENOUGHやUNDER COVERが中心にいた裏原カルチャーは、狙って作り上げられたものではなく、当時の人と人のつながりから偶発的に自然発生したムーブメントです。意外な発想を持つことで個性が生まれ、その個性と共生することがカルチャーであり、“attitude”ということだと考えています。MANHOLEさん、summer of loveさん、Mukta / Salの偶然な出来事が一種のムーブメントなのかもしれませんね。
色々書きましたが、風に飛ばされちゃいそうなくらい軽く、快適なパンツです。“Laid Back” 豊かな時間を過ごしましょう〜。
Yuta Hirose