Diary 192 - ユニフォーム性
Diary 192 - ユニフォーム性
制服は、多くの人が一度は着たことがある洋服。学校、バイト先、仕事場。僕は中学生の頃、学ランを着ていました。今振り返れば、学ランをいかに自分らしく着るのかということをいつも考えていた気がする。みんなが同じものを着ているけど、一人一人違う。デニムに白Tでも、1年目の人と10年目の人では漂う雰囲気が違うみたいなことだと思う。ユニフォーム性には、自分らしさを引き出してくれるパワーがある。
ユニフォームの代表例にミリタリーウェアがある。洋服の持つ機能性を最大限追求すること、大量生産の効率性を高めていくこと。それらによって、ミリタリーウェアにはユニフォームらしい機能美が宿る。
Omar Afridi / M-65 Blouson - Charcoal Grey
Omar Afridiのウールメルトンブルゾン。ミリタリーウェアの大定番、M-65をベースにして、4つのフラップ付きフロントポケット、サイドポケット。少し高めのスタンドカラー。ブランドらしい丸みのある立体的なコクーンシルエット。M-65の形をしていながら、ミニマルに仕上げられたブルゾンは、ミリタリーウェアの持つ機能美を最大限まで引き上げてくれているように思う。そんなブルゾンは、着る人にイギリスのポリスオフィサーのようなユニフォームらしい清廉さと、男らしさを与えてくれる。
そんなブルゾンは、僕を自分らしく、男らしくしてくれる。
オフィサーな雰囲気のM-65に、ギャルソンシャツのサックスブルーのシャツ、クラスのダーツトラウザーズ。足元はミニマルなレザービーサン。半端な丈にはスリムなシューズを合わせたくなる。究極はビーサン。
丸みのあるシルエットのM-65に、クラスの肉厚フーディー、リアの巻きスカート。足元はオットーのスニーカー。スカートを巻くときは、男の子っぽくフーディーを着たり、スニーカーを履いたりしたいですよね。
ヨシダユウキ