Diary 016 ネオンクラシック
昨日からの気温の変化に秋の訪れを体感。
通勤用のバイクの故障でしばらく電車通勤をしているが、夏の軽快さから徐々に重みを増していく街の服模様が面白い。
動くと暑いから思考であろうTシャツ勢もいれば、もう着てもいいんじゃない思考であろうコートに身を包む人も見かけた。
その人の季節の捉え方が暦か気温かどっちだろうなんて考えながらも、
自身はぐっと下がった気温に秋を感じずにはいられず、
気が早いかもと思いつつ楽しみにしていたニットを早々におろした。
目が冴えるネオンカラー。
実は初めて着る色で正直まだ慣れていない。
蛍光色に対して若さの象徴と考える凡人脳の片鱗が邪魔してきているんだろう。
だがそれを上回る着たい欲と持っておきたい欲が背中を押した。
UNDERCOVER - NEON CABLE KNIT YELLOW
アンダーカバーからリリースされたケーブルニット。
立体的なケーブル編みの表情や、クルーネックの詰まり方、
シェトランドウール100%特有のシャリ感と重量感のある質感はクラシック以外の何者でもない。
ただ異なるのはその色味だけ。
色を変えるだけでここまでハイブリッドになることをストレートに表現したブランドはそう無いし、アンダーカバーだからこそそれが許されるとも思う。
こんな色のニットは古着で探してもきっと見つかることはないだろう。
新しくもありクラシック、まさにネオ・クラシック!
と素直にいうのも小っ恥ずかしくてのブログタイトルと相成った。
スカートに見立てたコウザブロウのデニムコート、
ケミカルウォッシュとの合わせは毒っ気がありながらもどこか懐かしさを感じる。
ニットの色が強い分クラシックを前に出すためにもスラックスを合わせた。
私物だがサルバムのセンタープレスは履く腰位置を変えるだけで見え方がガラリと変わるので愛用している。シーズンを越えてリリースされているので今シーズンのものをハイウエストにして足元をすっきり見せる丈感もいい。
ニットは同型でピンクも。UNDERCOVER - NEON CABLE KNIT PINK
カジュアルになりすぎないよう淡いデニムも少しロールして整える。
BASICKSのウォッシュデニムのハートステッチとニットのピンクを連動させた細かい遊びだったり、
イエローのニット合せと同じく、スカートに見立てた
コウザブロウのベロアと合わせてエレガントさを引き立てたり。
あ、蛍光色に対する抵抗が書いているうちにどんどんなくなってきた。
もう一色だけ見せたい。個人オーダーをこちらにするかギリギリまで悩んだ1着。
UNDERCOVER - NEON CABLE CARDIGAN ORANGE
これにダメージデニムを合わせて少しグランジを新しく、なんて最初は考えてたがそれだけじゃ面白くはない。その匂いを醸しながらも少しの機能性をミックスして、現代にフィットさせるのがMukta流、なのかも。
合わせたインナーダウンはCPのものだが、こちらは近日公開のスタッフ田中ブログにご期待いただきたい。
あと数日でまた歳を一つとる。
三十路を越えてからは歳をとることを憂うのではなく、その過程を楽しめるようになりたいと思うようになった。
温故知新に加え、変化を恐れない。
今回のニットはそんな自分への一つのテーマだったりするなぁ。
もし30代以上を大人とするなら大人へ、
そしていずれ大人になる20代のみんなにも共感してもらえたら嬉しいな。
と思う秋の始まり、はじまり。
ROBIN
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もうすっかり抵抗はなくなったな笑