Diary 032 - 短丈の着方

気がつけば肌を指す寒さになりました。師走だ。1日1日が凄い速度で走り去っていく。線を引いたように切り替わる気温に、毎年動揺します。この移り変わるタイミングでいつも使い勝手の良い短丈を着るし、探してしまう。そんな一着がお店にもある。

僕の短丈ジャケットの着方は2パターン。

縦に伸びるセンタープレスが美しいスラックスや、ウエストも丈感も自分にジャストサイズのジーンズにサラッと羽織る。
"上品な服"はカチッとしてるものが多い中、これは程よいカジュアル感があることが非常に良い。
大切な人とのクリスマスで普段より1ランク上のレストランに着ていって欲しいし、
気の知れた仲間との忘年会で褒められてほしい。

もう1パターンは、少し緩めのパンツにレイヤードを挟んで落とし込む。

ウール、ナイロン、コーデュロイのバランス感。ボトムスとトップスで色と生地のトーンを合わせつつ、ナイロンジャケット(むちゃくちゃ暖かい)を挟んでメリハリを。よくあるのは全身同色ではあるけれどチグハグになっている。とか。
短丈のジャケット全てがこのスタイリングにハマるわけではなく、sulvamのこの1着だから出来る事。それは、よくみると裏地のはみ出し丈が全体で異なっていることや、背中を走るステッチ、そして大判のポケット。これはデザイナー藤田氏が長年の経験で培ってきたフリーハンドでのパターン引きを行えるからこそのバランスであり、キュプラ(裏地)の主張が強すぎず弱すぎないからですね。

sulvamの服作りはこういったものを感じられるものが多く、一見派手な印象のものでも角度を変えてみることで世界が広がるんです。(自分のスタイリングもブランドの見方も)

sulvam / womens short blouson (BGE)

一枚で気持ち良い季節はそれで存分に楽しんでもらって、冬にはお持ちのアウターの引き立て役でありながら、脱いでも主役級。そんな一着、買い納めにいかがでしょうか。

また、熱心な方は既にチェック済だと思いますがsulvamSS23は当店でもまもなく
ローンチとなります。

お電話、メールにてのお問い合わせもお待ちしております。
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Muktaの最終営業日は12/30です。
残り8日!皆様どうぞよろしくお願いいたします!

chaki

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