Diary 053 - "エモい"

Diary 053 - "エモい"

「エモい」は、えもいわれぬ感情、言語化できない微妙な心の揺れ具合を端的に指し示す現代的な発明語だと思っていたが、どうやら好ましくない若者言葉としても老害からは認知があるようだ。いいじゃん、エモいの。

自然と内から湧き上がってくるその感情には、いまだ名前がない状態で、昔の人たちが考えてきた言葉ではもはや言い表せない、ということなのだと思うし、数百年前〜数十年前の人々の心の動き方と、現代の人々の心の動き方は、共通するものもあれば、共通しないものもあって当然だろう。

ロジカルに生きることがもはや当たり前になった僕たちが次に目指すのは、ロジカルの範囲の外側にある未発見の「エモさ」をいかに見つけ出していくかがワクワクできる生き方な気がする。

今日は珍しく土曜日なのに休日です。一応、大事な予定は入れていたんですが、朝起きたら面倒くさくなったので、飛ばしました。多分あとで軽く怒られます。その時点で優雅で時間にゆとりのある、ゆったりとした休日が確定したので、お布団を干し、自家栽培のハーブ類に水やりをしながら、ランチは何にしようかと考えていました。そのあと少し、もこうの実況を見ながら時間を潰し、近所のカレー屋でランチタイム後のテイクアウトを買いに行こうと決めながら、買ったまま2ヶ月は放置していた本に手を伸ばしました。ひと段落つき、ランチタイムも終わったであろう頃を見計らって、テイクアウトのカレーを買いに行きました。本当に近所なので、ほぼ寝巻きの状態で。スパイス臭がムンムンと立ち込める、空調のあまり効いてない店内で、カレーが出来上がるのを待っている間、目の前には無意識的にこのメガネが置いてありました。
先週土曜日からお披露目している"Persona"ですが、僕自身、毎日ものすごく楽しい。こいつがあることで気分の持ちようが全然違う。来週からパリですが、持って行くのが楽しみです。フレンチ・ヴィンテージを意識して、日本で現代的に歪曲されたこのフレームは、フランス人にはどんなふうに思われるのだろうか。

結構斬新な形ですが、意外とすんなりとスタイルにも顔にも馴染むと思います。
そして何より形容できないエモさを感じられる。

最近は、晴れてる日は色んなシャツとAdventのスラックス、リネンのシューズかランシュー。
雨の日はナイロンの羽織とショーツ。
クラブに行く日はダスティなスウェットやワークパンツにハイテクシューズ。

みたいな夏のルーティン・スタイルが形成されつつありますが、どのシーンでもヒトヒネリ入れてくれる感覚。しかもまさに仮面のように捻り方もスタイルによって、違ってくる。隠れる、目立つ。その両方。
こういう、似合う似合わないとかは関係がない次元のモノを作れた瞬間っていうのは、服屋冥利に尽きるもんですね。

7月末納品分の受注受付は19日月曜日で一旦締め切ります。
どうしても夏までに間に合わせたい、という方は直接お問い合わせください

7月には大阪での受注会も予定してます。 その時は納品が9〜10月くらいになると思います。ゆっくりでいいやという方はそちらでご覧いただけると嬉しいです。

兎にも角にも、いろんな人に見てもらえると何より嬉しいです。

美味しいカレーを食べながら、シトウレイさんのYoutubeを見ながら、気づけばブログ書きたくなっていました。

イタイタイコウ
だ〜れだ?

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