Diary 071 - At.kollektive
Diary 071 - At.kollektive
急な寒波襲来で、ようやく冬本番って感じの気温になってきた。神戸では今年初めての雪が降っている。去年に買ったピンクのダウンがようやくちょうど良くなってきた。昨日ロビンさんが書いてくれていたブログにもあったが、今着る服とこれから選ぶ服のギャップを絶賛自身でも楽しみ中。なぜなら今着れる暖かい服を買っても、春先を見越した涼しげな服を買ってもどちらも正解だから。着る時期を悩むくらいなら何を着るか悩んだ方が楽しいだろう(暴論?)が僕のモットーだからだ。世間一般では洋服のお買い物のひと休憩であろうこの時期に僕は何かしら買い物をしている。そう思うと天邪鬼な気質なのかもしれない。僕は春や秋みたいな過ごしやすい旅行シーズンは近所を散歩するくらいしか出掛けようとしないのに、冬本番になってきた今に遠出をしたい衝動に駆られている。やはり天邪鬼なのか?だがその理由はおそらく気温のせいだけではない。先ほどの写真でちらっと写っていた、大ぶりなバッグとシューズ、これが大方の要因だろう。去年の夏頃から楽しみにしていたスペシャルなコレクションがようやく届いた。 - At.kollektive by KIKO KOSTADINOV
"At kollektive"とはデンマークの老舗レザーメーカー"ECCO"が企画するプロジェクト。ECCO のレザーと技術を用いて、色々なデザイナーと共同でクリエイションを行い、ファッションのカテゴリだけにとどまらず、インテリアやホームウェアのプロダクトを製作するスペシャルなプロジェクトだ。今回のコレクションではKIKO KOSTADINOVもその1人として選出されている。
今回のコレクションでは、"デザイナー自身が日常で使用するためのトラベルウェア"として製作されている。彼のライフスタイルは僕も良く知っているが、かなりアクティブなデザイナーだ。彼自身の拠点はロンドンだが、リファレンスリサーチの為に色々な国を訪れている。またOttoのプロジェクトではLA、アシックスとのプロジェクトでは日本にもよく来日している。それこそ、つい先日までAW24ランウェイショーのためにパリに行っていたところだ。そんな彼自身のトラベルウェアに対するニーズをECCOのレザーを用いて反映させた、特別なコレクションとなっている。ストライプテキスタイルの独特なレザーファブリックが目を惹いた今回のコレクション。僕は最初、KIKOのインスタの投稿でこのプロダクトを見た時にレザーだとは思っていなかった。次のコレクションからスタートする新しいコラボレーションの企画なのかな?と悶々としていた。ちょうどそんなタイミングでKIKOがASICS NOVALISのイベントで日本に来日しており、お茶をするタイミングがあったので、質問をしてみたところ、「これはレザーだよ!」とその反応待ってましたと言わんばかりに嬉しそうに色々と話してくれた。今回のコレクションのためにオリジナルで製作されたレザーファブリックのようで、彼もとても気に入ってるそう。- INAYAT CARRYALL Turtle Green with WILLEBEEK POUCH Chicory Coffee / INAYAT CARRYALL Deja vu Blue with WILLEBEEK POUCH Turtle Green
何種類かのサイズレパートリーで用意されていた今作のバッグの中でも、最も大きいバッグがこのキャリーオールだ。その名の通り、日常生活に必要なものから、旅行の時の荷物までなんでも入れる事ができる大容量な仕様。大ぶりなサイズに反して想像以上に身体にフィットしてくれる。丁寧に鞣されたレザーは柔らかく、自分の体の曲線に馴染んでくれる。毎シーズン何かしらのバッグを買っている僕だが、レザーバックは一つも持っていなかった。ライフスタイル的にもカジュアルに使えるものを優先的に選んでいたが、最近の気分では"永く使用できる、上質なモノ"が欲しかった。レザーのアイテムを持つと自分の装いにも品を与えてくれる。サイズ感に馴染みのない人もいるかもしれないが、このサイズだから良いんだ。自分の身体に反してすこし大きすぎるサイズ感が可愛い。別に普段から荷物を沢山詰め込む必要なんてない。空っぽでも良いし、入れたいモノがあれば入れたら良い、旅行の時は沢山モノを詰め込んで。ゆとりがあればなんでも自由に考えれる。"サイズで悩むより、何を入れてどこに出かけようか"という事を考える方がきっと楽しいはずだ。- SAIDA SHOE Beach Sand × Turtle Green / SAIDA SHOE Deja vu Blue × Steel Grey
カバンに並んでアイコニックだった、今回のシューズコレクション。元々はシューズメイカーとして始まった、ECCOの原点とも言えるレザーシューズを、KIKOの視点から現代的なコンフォートシューズにアップデートしている。今作はスニーカータイプとミュールタイプの2つをラインナップしている。
ラップアラウンド・インジェクションという成型を採用しており、レザーで足を覆うように構成されている。紐は省いたデザインでドローコートでフィット感を調節するノンストレスな仕様。脱ぎ履きは勿論、長時間の着用でも快適に着用する事ができる。
独特なソールデザインはアーカイブのドライビングシューズをリファレンスソースにしている。今までのレザースニーカーのイメージを刷新するような未来感のあるフォルム。お好きな色味をどうぞ。-ちなみに生粋のミュールラバーの僕は週5くらいのペースで履いている。これを買ってから沢山出掛けている気がするな。
ここまでブログを書き進めて気付いたが、冒頭で話していた、着る服とこれから選ぶ服のギャップに悩んでいる人はカバンだったりシューズなんてピッタリじゃないだろうか。後ろに戻って悩むよりも、前に進んで悩んだほうがきっと良い。今お店には沢山の気分を変えてくれるモノが並んでいる。どうせなら楽しい悩み方をしよう。
タナカ
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-大きいバッグが日常に溶け込んできた。めちゃオキニ。-ヒロセの持ってるサイズ感も可愛いな。-(連続着用3日目)
ちなみにグリーンのキャリーオール・バッグとポーチはソールドアウト。ブルーのバッグはおそらく国内で一点なので気になる人はお早めに。