オンでもない、オフでもない
このブログを書いているとき、ちょうど大阪で行う"The GRASS"の前日で、その準備やら、展示会シーズンの出張やらで、頗る「密」なスケジュールでありました。
家に帰ってくるとホッとはするものの、それはそれでどうしても家だとどうしようもないくらい自堕落な性分ですから、何かに対するやる気が非常に削がれる、そういう男です。
仕事中を「オン」、家でくつろぐ(ダラダラする)を「オフ」だとすると、1日の中で「オン」でも「オフ」でもないような時間、その「遊びがある間」が一番自分にとって心地よい時間であることに気づきます。
ここで言う遊びというのは、ハンドルとか、スイッチが完全に一方に偏っていない状態とか、そういうゆとりのことです。
その「遊びのある間」では、「オン」の時のように、時間だとか目的だとかに縛られることなく、また、「オフ」の時のように思考が停止することもない、頭と体はしっかり動いているのに、時間の使い方が自由ということで、心地よさが生まれるのだと思います。
例えば通勤、通学の時間、家で料理や掃除をしている時間、だったり。
洋服における「遊びがある間」って何に当たるんでしょう。
「オン」が一番上に着るメインとなる服、「オフ」が下着みたいに見えにくい部分。僕にとっての「遊びがある間」は、肌着や靴下だと思います。
例えば、タンクトップやTeeなんかは、もちろん見えない時も多いけれど、夏場はそれ一枚、もしくはフロントを開けてシャツの中に着たり。
僕はヒートテックを着ないので、冬の間もタンクトップは一番下に着ます。というか、無いと落ち着かない。
もっと言えば、肌着はその上に着ている服を、包み込んでくれる。
例えばヴィンテージのヨレヨレのシャツでも、クリーンで上質な肌着を着ていればそのシャツはもっとかっこよく見えるし、ラフなフーディやスウェットシャツも肌着が引き締めてくれる。
肌着の上に服を着るのに、実際は包み込んでいるのは肌着なんですね。見た目にはわからない領域になってきますが。。笑
肌着は一枚でも着れる。薄すぎると透けてしまいますが、気になるのならシャツを羽織ればいいんですよ。肌着だから。
ただ、「遊びがある間」を丁寧に、大切に楽しむのはいかがでしょうか。
しれっとsunspelのインナーを置いています。英国紳士のお肌を守り続けてきた伝統ある肌着です。クリーンで、肌触りもよく、ユニクロよりは高いですが、僕は全員1週間分、7着ずつ買って欲しいくらい。
伝統的なタンクトップ、Tee、フーディをご用意しました。
なんとなく、少し贅沢をする気持ちで。
良いことがあった日に、コンビニでハーゲンダッツを買うような感覚で、選んでいただければ良いのではないかと思います。
フーディはインナーに比べると見える部分が多いですが、
この写真くらいさりげなく、
もしくは春めいて来た暖かい午後にお買い物がてら犬の散歩をするような感覚で、
sunspel、ほんと良いっす。
イタイタイコウ
P.S.
これから、ブログきちんと再開します。
見てくださる方にとって川のような安らぎに、風のような刺激に、そしてルービックキューブが解けたような読後感をもたらせるよう、丁寧な文章を書きますね。
何卒。