Diary 009 重くて軽い
Diary 009 重くて軽い
相反する言葉が同居する不思議なバランスが好きだ。
最近だと幸福堂のクリーム大福だったり、トミーズの餡食パン。
ことファッションにおいてもそれが言えるかもしれない。
半袖・短パンのスタイルについては先にTとTも触れているので僕も続くと、軽すぎて落ち着かない、という回答になる。
どこかに重さを持たしたい。
色だったり、素材だったり、柄だったり。
この一枚は僕の中では重くて軽い、にあたる。
カモ柄にも似たアブストラクトな柄は、キュプラ混のなめらかな糸を使ったジャガードによるもので裏表で異なる表情が見える。
光を跳ね返すような銀と沈むような黒の構成に見えるが、近づいてみるとその力強さの中の繊細さが分かる。
黒の部分を随所で抜くことでメッシュの透け感まで体現した緻密なデザイン。柄は重く、素材は軽い。
そんな一枚を初夏に向けて軽やかに。
久々にレディース着用にて。
Pants - Stefan Cooke / NAVAL Shorts
sulvam特有のオーバーシルエットシャツはボタンを開けて羽織にしてしまってもいい。
クラシカルなリネンショーツと合わせてより心地よい風を感じれるはず。
パンツとシャツのシルバーをこっそりリンクさせたりして。
レディースとくればメンズ着用も。
メッシュに何を透かすかでまた表情が変わりそう。Shoes - TAKAHIROMIYASHITA TheSoloist. / 5finger Shoes
他のアイテムを食ってしまわんばかりのリーサルウェポンと合わせて。
ヘビーアイテムなだけにライトなスタイリングでのバランスを見てみたかったが、ぎりぎりアリ?
重さ軽さと言っても、どこにそのピントを合わせるかで内容が変わってくる。
そんな話も皆さんとしたいですね。
sulvamについてはこちらもお見逃しなく。
ROBIN