Diary 008 名残り春
Diary 008 名残り春
年々、四季に対する意識が乏しくなってきているように感じる。日本という国ならではの、季節の移り変わりの美しさに不感症になるのは、中々切ない部分がある。ましてや、ここ2年ほどは外に出るのも億劫になる時期もあったのだから、余計にそう感じるのだろう。特に、春という季節は何かにつけて幸福感をもたらしてくれる季節であるし、せっかくだから満喫しておきたい。
春が名残惜しい。
一つ、季節に対抗しながらも街に馴染める「装い」の手段が、「色」や「素材」をうまく使うことだと思う。半袖・短パンじゃあ味気ないから、長袖・長パンでも色をうまく使って、まだ寒い時期に買ったオキニの洋服をスルメみたいにたっぷりとシガンでみよう。
・sulvam / Men's Denim Jacket
・Wave of sand / BAGI Nylon
・Fred Perry / Pique T-shirt
デニムジャケットはまだまだイケる。この春夏に新しくリリースされた、いわば90年代のナイキとかのあの薄シャカナイロン生地のWave of sand / BAGIは、リジットの硬めデニムを軽やかにしてくれる。この生地で8部丈くらいのショートなレングスもかわいい。デニムにベージュってかなりカジュアルな配色だから季節問わないのもいい。白のソックス見えると清潔感出るよね。
・sulvam / Slash 3 Button Jacket
・beta post / Incect Guard Pajama Shirt
・Stefan Cooke / Jersey Jogger
sulvamの定番のテーラード・ジャケットは毎シーズンフォルムを変えながらアップデートしている。このジャケットの魅力は暖かくなってきてから発揮される。どちらかというと重いイメージのある黒色のウール・ギャバジンをどこまでも軽やかに。スリットから覗く裏地の光沢感、インナーにはbeta postのテロッテロのシャツ着ておけば暑苦しく見えない。なんならテーラード・ジャケットに白のスウェットパンツ合わせてもっとリラックスムード。なんなら涼しげに見える顔。暑かったら手にジャケットを持って。余裕ありそうですね、こいつ。"Mishima"からチラリと見えるグリーンのソックスがニクい。
・C.P. Company / LINO WAX Jacket
・sulvam / Slash Open Collar Shirt
・Stefan Cooke / Jersey Jogger
同じく白のスウェットパンツを着回し。C.P. COMPANYのコーティング・リネンジャケットはマリンブルーなパキッとした青。インナーはsulvamの開襟シャツ。グニャグニャと変形してます。やっぱ、ブルーにホワイトは爽やかでいい。
そういえば、去年の今頃はなにを着ていたんだろうかと過去のブログを遡ってみたら、来たる夏から現実逃避してた。意外とわかりやすいブログも書いてました。
暑いの苦手なんですよ。
だからせめて、洋服は楽しみたい。
イタイタイコウ
こちらもどうぞ↓
https://mukta.jp/blogs/features/mukta11th-sal4th-anniversary-talk-show-with-teppei-fujita