夏の羽織りの必要条件 / Martine Rose

6月に入り今年も夏がやってくる。夏と言えばバーベキューに海に川に山にが基本だろう。僕はと言えばほとんど日中は外出しないだろうが。
夏は基本的にどれだけ暑くても半袖一枚で過ごすことは少ない。何かしらの羽織りものが僕には必須だ。夏の羽織りものの必要条件は①オーバーサイズであること、②汗をかいても気にならないこと、③色物 / 柄物であること、④ポケットがあることの4つだろうか。とすると、この90年代のイギリスストリートウェアの文脈を踏まえたようなパネル切り替えに加え、KENZOやKansai Yamamotoのような80年代のニュアンスのフローラルプリントを施したこのMartine Roseのデニムジャケットは最高じゃあないか。
イタリア製の軽めのオンスのデニムを使用したこのジャケットは、リゾート感ともフェミニンともおばあちゃん感とも言い難い絶妙なバランスに仕上がっている。個人的にはこのざっくりとしたストリートライクなジャケットには、ストリートキッズは着ないであろうジャストサイズのサンスペルの上質な無地Teeを合わせたい。歪んだイギリス像が出来上がる。様々な色から成るプリントなのでその色を拾うのもきっと楽しい。
多分買っちゃうんだろうなあ。きっと買っちゃう。多分8月くらいに買っちゃってるんだろうなあ。欲しい人がいたらそれまでによろしくお願いします。でもきっと買っちゃうんだろうなあ。

こういう肩の力が抜けたような服が、今は大好きだ。
Martine Rose / Panel Denim Jacket (BLK×PRP×BLU) ¥93,500-
- mood from " 逃避行 "  

 

イタイタイコウ