SIDE B
A to B, B to B, B to A
AMBIENT, SLOW DOWN
うねるくそくらえのグルーヴ
毎日毎日が一瞬で過ぎる
吐いた一つ一つの言葉に自分自身とのズレがなかったか、確かめる日々
何度も何度も味わい、その一回一回を丁寧に、微妙な違いを楽しむ
最近神戸の中華街で買った中国茶から学んだそれは
レコードに針を落とす。ザザザって言いながら少し間が抜けてLofiなシンセサイザーが空間を覆っていく。機械みたいな女性の声がボソボソとあらぬ方向に壁打ちしてる。春の休日の一番気持ちいい寝起きってこんな感じかもなって情景が浮かぶ。
昼は近所のカレーがいいなって起きた瞬間に思う。だって毎回食べてるのにちっちゃな感動があるから、そのルーティンから抜けられないんだよな。たまに実験的な月替わりのメニューがあって、それも商業的なやつじゃなくて、ほんとにやりたいことなんだろうなって感じがして、なんでカレーでこんな感動できるんだろって思う。それも小さいやつね。
でも通ってる割に店主とは一向に仲良くなるとか別にないし、前より目を見てありがとうございますって言ってもらえるようになったかなって、そのくらいの。でもそのくらいの小さい変化がなんか人間っていいなって感じだし、これからも美味しいカレーをお願いしますって気持ちでお金を落とし続けたくなる。そこ現金でしか会計できないのもなんかいい。数%の手数料とか取られてたら、自分のそういう優しい気持ちも数%決済会社に取られてるような気になるもんね。いやそれは大袈裟なんだけど、こう振り返ってみるとそういう言い方はできちゃうくらいに。
そのカレーはとびっきり変化球でもないし、手間はめちゃかかってるだろうけど、多分高級食材とかでもない。けれどもそこでしか食べれない個性あるんだよな。昔ながらの喫茶店で味わえるなんでもないブラックの味わいとはまた違う、確かな個性とクオリティ。接客とかないけど店主の多分えげつないこだわりと真心を食べてる感じ。それがいいんだよな。
Sal
4月に入り、シーズンも折り返し。レコードのA面からB面に移行する感覚で、ゆっくりと針を溝に落として咀嚼してもらえる並びになってきた。ああ良い洋服屋ってこうだよな、恥ずいんだけど我ながら自賛できちゃう感じにはなってきてる。いや仲良いお客さんにも言っちゃってる正直。すげー商品構成まとまってるし、見やすいし、良いもの揃ってる。新しいお客さんも来てくれるし、前から来てくれてるお客さんはなんか玄人っぽくなってきて鼻につく感じがおもろい。
新しく入ってくれた廣瀬はMuktaに入って前は着なかったシャツ着るようになって、明るく商品説明してくれるし、ロビンさんは最近髭の形と髪型が変わってまたすげーハンサムになった。宮崎さんは接客は相変わらず不器用だけどこれからさらにどんな良いお店にしようかって息巻いてる。僕はそんなに親切じゃないけど、まあみんな親切っぽいしそれで良いかなって思ってる。
もう3月終わりじゃん。3月の短さは8月の1/4くらいなんじゃないかってくらい3月の記憶がない。正確にいうとむしろ毎日何かしらのトピックがあるけど、むしろトピックがありすぎて1日1日の区切りがないというか、睡眠や食事が1日のリセットやセーブポイントの役割を果たしてなく、ずっと下書き保存状態の毎日を過ごしていたように感じる。一年に一回しかないエイプリル・フールに向けて、そろそろどんなウソをつこうかなんて久々に他愛もないことを一生懸命考えることで少しはセーブ代わりになるのかな。
という文章から始まるブログを3/28に書こうとしていた記録はあるんだけど、気づけばエイプリル・フールが終わっていた。
Mukta
今月でお店は14年目に突入します。皆さんのおかげで、毎日楽しいです。
イタイタイコウ
P.S.
たぶん6月くらいに靴とメガネの新作出します。