"Anonymous" 【4/13(Mon)-4/27(Mon) beta post AW20 Pre-order Exhibition at Sal】

きちんとブログを書くのは少しご無沙汰となりました。

先月末から現在にかけて色々なことが起こっていますが、当店ではアポイントメント制での営業に移行し、オンラインストアでも普段より充実したラインナップで、できるだけ店舗にお越しいただくのと変わらないクオリティをお届けできるよう尽力しております。
当店のInstagramアカウントへのDM、もしご希望であればお電話でもご対応致しますので、お気軽にご利用ください。
僕の個人のアカウントでもお気軽にどうぞ。なんでもお話します。

普段よりお客様の足が遠のくのは仕方ないですし、それも本来であれば元々やりたいことではあったので、普段にも増して頭を回転させながら日常が送れていることはポジティブに捉えるべきことなのかもしれませんね。


先日、Instagramのストーリーで質問を集めさせていただいたのですが、予想以上多くの方にご質問いただいて、こんな機会もなかったので率直な意見を返させていただきまして、賛否両論いただきました。

個人的には誰とでも直接お会いした上でお話しして、色々な会話が出来たらと常々思っているのですが、SNSというお伝えできることに限界があるツールなので、伝え切れないのなら、少し大袈裟にやってみようと。

マルタン・マルジェラが何かのインタビューで、現代における新しいファッションとは、という質問をされた時に、服を通じて個々人により広い視点を与えられるもの、という答え方をしていることをふと思い出して、それはおそらく20年前ほどのインタビューですが、今の時代もそう変わらないのではないかと思いますし、僕自身は洋服を作っているわけではないので、一人の人間としてそういう姿勢でいれたら、SNS上の不特定多数の方々と健康な接し方ができるのではないかと思います。

ほとんど匿名の方々と少しなりとも繋がれるのであれば、薄く浅くお返事するよりは画面上でもトゲを感じるくらいの方が面白いですしね。SNS上の刺激物。辛いものも好きですし。



匿名性、というとネット上の誹謗中傷の問題など、ネガティブなイメージを持って耳にすることが多いワードかと思います。

例えばファッションと匿名性に結びつきはあるのでしょうか。

多くの人にとってファッションというものは自己主張のために存在しており、匿名性を持った服(僕の解釈では無味無臭に見える服、それをある人が着ていてもその人が誰かわからない服)というものは果たして買う意味があるのだろうか、という疑問をお持ちになるかもしれませんが、例えば白いTシャツにリーバイスのデニムに身を包み、コンバースのオールスターを履いている人がいても、例えばサイズ感、色落ちの仕方、腰履きするのか、ハイウエストで履くのか、タックインするのかアウトするのか、もっと言えばその人の仕草、匂いなどの雰囲気、そういったところに個性というのはもちろん顕れるはずだと僕は考えています。

それは着る人の個性でもありますが、たとえ無味無臭に見える服でも、デザイナーの個性も自ずと顕れるのだとも。
その分かりやすい人が例えばマルタン・マルジェラというデザイナーだと思います。

Wikipediaで「匿名」の意味を拾ってみると、
"匿名(とくめい)とは、何らかの行動をとった人物が誰であるのかがわからない状態を指す。"とありました。
反対に言えば、誰しもが当てはまる状態とも言い換えられるのではないかと思います。

実験的なモノづくりを進めるED ROBERT JUDSON βから派生し、より幅広いクリエイションでブランドの精神を表現するために発展、
独立した、beta postというブランドは、ある種そういった匿名性の両義的な精神があるのではないかと僕は解釈しています。

誰か特定の人々に当てはまるわけではない。誰にでも当てはまる。

beta postのモノづくりを通して考えるべき事柄は、誰しもが一考の余地があるのかもしれません。

ED ROBERT JUDSONではレザーバッグやお財布がメインですが、beta postではそれらに囚われないコレクションを展開しており、今回の受注会では敢えて小物ではなく、コレクションよりウェアのみをピックアップし、ご覧いただけるようにしました。

日本における労働者、表社会ではある意味匿名的なホームレスという人々を彷彿とさせる洋服。
タオルやグローブが一体化したニットやシャツ、段ボールのように見えるプリーツ加工を施したレザー、ウールの起毛素材を用いたジャケットやコート。

目で見て思考し、触れて驚きがあり、着てみて感動を覚える洋服達。

アポイントメント制でお一人づつゆっくりお時間をお取りしますので、ご無理をなさらず、お越しいただけましたらと思います。

beta post AW20 Pre-Order Exhibition at Sal

4/13(月)-4/27(月)
13:00-21:00
神戸市中央区加納町2-4-10

お問い合わせ
info@mukta.jp
078-291-5045

ED ROBERT JUDSON βより派生、発展し独立したブランドとして昨年ローンチしたbeta post。
レザープロダクトを中心として、観る人に思考を促すモノづくりをコンセプトに掲げ、展開する同ブランドの3シーズン目となるAW20コレクション。
期間中はその中からウェアアイテムをピックし、全サンプルをご覧いただき、オーダーいただけます。

*1 ポップアップ期間中はご入店される人数を制限させていただく可能性がございます。アルコール消毒、マスクご着用の上でのご来店にご協力をお願いいたします。
 
*2 現段階では5/6まで、アポイントメント制での営業とさせていただきます。ご来店の際は事前にinstagramよりDM等でご連絡ください。オンラインストア、通販は通常通りのご対応をさせていただいております。お気軽にご利用くださいませ。


イタイタイコウ

April 2020