Diary 186 - 続・ショーツ
Diary 186 - 続・ショーツ
というわけで、Mukta / Salにおととい届いたDries Van Notenの2種類のショーツ。春夏コレクションとか、秋冬コレクションとか、あんまりそういう言い方をするのももう野暮かな、と思い、最近はただ新作、とだけ紹介しているその理由が特に表れているアイテムな気がします。
レザーやニットが続々届くなか、夏の終わりに届いたこのショーツは、夏に向けたショーツではなくて、焼いた秋刀魚に酢橘を垂らすように、これからの季節を楽しむためのショーツ。少し気の早いお気に入りのスウェットや、お気に入りだけどこの夏に着すぎたTシャツをもう一回主役にしてくれる、そんなショーツ。
梳毛ウールの2タック・ショーツ。高級なオリーブ・オイルのような、野菜やパンにただかけるだけで美味しくなるあれ。何も考えずにギャルソンのシャツやニット、リアのフリースと合わせたいなと思いました。もう少し涼しくなったら短パンにニットとか、フリースに短パンとかしたい。日中が暖かくても夜は寒いヨーロッパの街だと結構見る。日本ではあんまり意味ないけれど、昔から好きなんですよね。
肉厚なネップ・ツイードのノータック・ショーツ。ミニマルでクラシック。この細さと丈感がメンズでは新鮮。ツイードの短パンという、生活に全く必要ないけれど、着ることを楽しむことができるショーツ。レザーやデニムに合わせたい。何と合わせても違和感があるけど他のものを引き立たせる、パクチーみたいなもんだなって思いました。
というわけで、続・ショーツ。まだ暑くて着れないもの、例えばスウェットを暑い度+10とすると、ショーツは涼しいので暑い度-10。プラスマイナス0にすれば、今の季節には少し気が早いものも、なんだか無理なく着れる気がしている。
ちなみに、ツイードのショーツは計測できない。
イタイ去年の秋。短パンにカシミアのレギンス、リアのフーディ。暑いのか寒いのかわかんないけれど、室内で過ごすことが多い自分の中では、案外、理にかなっている。