Diary 188 - 本みたいな服
Diary 188 - 本みたいな服
こんにちは、内海です。
広島にいた時は、ずっと坊主だったのですが、ここ最近まで、特に理由もなく、髪の毛を伸ばそうチャレンジをしていました。いざ髪の毛が伸びてくると、やりたいヘアスタイルや、そもそも髪の毛を伸ばすことに対しての目的がなかったので、坊主に戻しました。
当たり前の事かもしれませんが、せっかく始めたチャレンジでも、なにか理由や目的をもってしないと、継続することが難しいからダメだなと感じました。
さて、Mukta / Salでは、Kiko Kostadinovのお洋服が届きました。
僕は、Kiko Kostadinovのお洋服を見た時に、哲学的な本を見ているかのような気分になる。そこには、Helmut Lang、Martin Margiela、Yohji Yamamoto、COMME des GARCONSとか、様々な登場人物がでてきます。文章は複雑に綴られていて、完全に理解するのは難しいし、読み手によっては、受け取り方が360度変わる。そんな、Kiko Kostadinovという一冊の本。
ブルガリアの軍服や伝統的な構造をデザインベースにしているのは、母国へのリスペクトを感じるし、ロンドンというストリートのリアルさを残しつつ、世界のファッションをリードするフランスのパリコレクションでカマしてる様は、本当に格好いいですよね。
Kiko Kostadinovは、男としての格好よさ、そして、フッドスターであり、ポップスターであるということを感じさせられます。
僕が思う、Kiko Kostadinovを一番格好よく着ているひとは、デザイナー本人ではないかと思う。
お洋服やブランドを理解する為には、まずは、お洋服を着まくること。
ウツミ