Diary 050 - "DIY"
Diary 050 - "DIY"
Kids Love Gaite for Mukta / Sal - "Mishima" , Linen Canvas
何かを成し遂げたり習得することをモノにする、と言いますが、新品のお洋服を買う楽しみは、その「モノにする」ことにこそあるのではないでしょうか。
それは、レザーやデニムなど、いわゆる自分の身体の動きや習慣とともに刻まれる経年変化をはじめとする生地的な意味合いや、一見どう着こなしていいかわからないデザインのものを着こなすスタイル的な意味合い、そして提示されたものに対して、自分なりのカスタムや着こなしを加えていく、Do It Yourself的な意味合い。
どの意味合いであれ、モノにしがいがあるものを買うのはすごく楽しい。
よくよく考えると、この靴は、それらが全部詰まってるぽいです。
元々缶バッジやピンズで洋服やバッグをカスタムすることは、そのカスタムする人の個性が表れるし、見慣れた服もフレッシュに見えるので好きです。
が、それを靴にやってるのってクロックスとかだとイメージあるけどあんまり見ないし、可愛いなあと思ったものの、革靴でやるとなると物理的にハードルがある。
けど、布帛系のアッパーのドレスシューズであればそれができるかも、という流れで作っていただきました。リネンでヒール高めのドレスシューズもあんまし見ないよねというのもあり、春夏らしく、リネンで。
昨日のブログでも少し触れましたが、今回は他人のDIYを感じてみたかったので、スタッフの田中くんにカスタムしてもらいました。アッパーはリネンとはいえ、裏張りはレザーなので結構針を通すの大変なんですけど、一生懸命ボタンやらなんやらつけてくれました。
正直、歩いてたら色々取れそうなくらいの縫製レベルで、出来はすごく悪い。けど色々工夫してくれたので、不細工だけど、なんか愛嬌あって気に入ってます。
履き口は切りっぱなしでほつれてくるし、生成りのリネンなのでガンガンに汚れます。オペラシューズ感はありますが、装飾も紐もないのでクラシックな感じもあまりないです。ヒールは高めなので、品はあると思います。
でもなんだか普遍的な形のような気がするし、脱ぎ履きも楽ちんだし、スニーカーとドレスシューズの間って感じで履いてもらえると嬉しいです。
お好きなように、モノにしてみてください。
Kids Love Gaite for Mukta / Sal - "Mishima" , Linen Canvas
https://mukta.jp/collections/onlinestore/products/mishima-klg-mkt2202-natural
イタイタイコウ