Diary 150 - 緊張と緩和
Diary 150 - 緊張と緩和
僕は緊張と緩和を繰り返している。
サウナでいうと、高温環境の刺激は緊張で、水風呂や休憩の安堵が緩和にあたる。ブログを書いている今だって緊張しているし、無事書き終えると緩和される。
ファッションをしている僕たちは、緊張と緩和を繰り返しているのかもしれない。自らを美しく、気高く、強くみせようとしたり、反対に身の丈というか、飾らずありのままの姿でいようともする。僕たちはまるで、ピンと張り詰めていて、フワッと柔らかい一本の紐のようなものである。
初級編、ベルト代わりに使う。まず思いつくのがこの使い方。2周巻いて短めに垂らしてもいいし、1周巻いて長めに結ぶのもいい。アクセントになりつつも、ラフな雰囲気がでる。ウエストサイズはいくらでも調整ができる。
さて、EXTREME CASHMEREでは定番アイテム、僕たちにとっては意味が分からないアイテムでお馴染みの紐が届いた。ただの紐であり、只者ではない紐。長さは200cm以上あるが、その分使い方は無限大。柔らかく上質なカシミア100%で馴染みがいいカラー。まさに、緊張と緩和のファッションアイテム。この紐を2本持っている僕が様々な使い方をご紹介します。
初級編その2、お腹に巻く。ジャケットやカットソーの上から巻いてもおもしろい。生地のコントラストをはっきりさせたり、馴染ませたりできる。暑い時期の簡素になりがちなスタイリングにばっちり。
中級編、首に巻く。ネックレスやチョーカーのような使い方。シルバーのようにアレルギーの心配をすることがない。軽くて柔らかいタッチなのでノンストレスアクセサリー。
上級編、足首に巻く。ドローコードのような使い方で、アクセントになってくれる。キラキラの靴下を見せたり、短パンを履いて素足に巻けば、ミサンガのような使い方もできる。意外とハードな印象はなくて、とってもナチュラル。
番外編。バッグに巻く。バッグにスカーフやバンダナを巻くような使い方。僕はシューレースとして使ったり、パーカーの紐として通したりもしてました。想像以上に使いやすいですよ。
EXTREME CASHMEREは、「for everybody and every body」というコンセプトを掲げていて、年齢や体型、性別を問わないデザインで、一生モノといえるニットウェアを作っている。
緊張と緩和を繰り返す僕たちに、本来は縛る目的の紐が、縛られることのないファッションの自由な楽しさを教えてくれる。
ウツミ
EXTREME CASHMERE / N°242 CORD (Chalk , Grey , Raven)
https://mukta.jp/collections/extreme-cashmere