Diary 128 - ジャケットみたいなシャツ
去年に引き続き仕入れたDries Van Noten - "CAPLAN" Tailored Shirt。テーラードジャケット風のシャツがお気に入りすぎて今季もおかわりしちゃいました。ベージュとインディゴデニムが新作、実は細かいディテールが変わってます。ネイビーは去年のモデルが2着残っていたのを発掘。僕が書いても去年と同じことしか書かなそうでつまんないのでダーヨシこと吉田くんに去年と違う目線で書いてもらいました。(イタイ)
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Diary 128 - ジャケットみたいなシャツ先日のブログでウツミさんが、食にあまり縁がないという話をしていたが、僕は食べることが好きで、ここまで大きくなれたみたいなところがある。いや、大きくなりすぎたまである。
僕にとっての身近な洋服ってなんだろうと考え始めた。それは間違いなくシャツとジャケットだろう。いつかのブログで書いていたが、僕は元々ドレスウェアを扱うお店で働いていた。そこでドレスな先輩からよく言われていたことが、洋服や洋服に関する用語、定義に徹底的に正確になれってことだ。シャツの各部の名称、国柄、ジャケットのフィットやマナー。
シャツとジャケットはさすがに当時の僕でも区別がついた。けれども、例えばシャツジャケットとシャティッシュなジャケットはどう違うんだろう。シャツの形をしたジャケットなのか、シャツみたいなジャケットなのか。
じゃあ、ジャケットみたいなシャツはどうだろう。Dries Van Noten / "CAPLANS" Tailored Shirt - Beige , Navy , Indigo
まさにジャケットの形をしたシャツ。ベージュとネイビー、ライトなインディゴデニムの3種類があります。ジャケット型はダブルの合わせで、大きめのピークドラペル。しかし、袖ボタンなどのジャケットらしいディテールはない。アームホールもかなり攻めてる、完全なシャツ仕様。デニムジャケットのインナーに、ジャケットみたいなシャツ。ブルゾンのインナーにすると、丁寧にジャケットを形どっていることが際立つ。どうやってシャツらしく着るのか存分に楽しめそうだ。




ドリスさんほどのクラシックマニアだからこそ、シャツというカテゴリーの中で、ジャケットの形を作り出せるんだと思う。テーラードジャケットみたいなシャツが実現するのはドリスさんの豊富な知識と経験があってこそ。何よりモード。
ヨシダユウキ